自分で自分を褒めるということ

皆さんは、“自分で自分を褒めること”ありますか?
この質問に自信を持って「ハイ!!!」と言える人は、なかなかいないのではないかな。
私は自己否定をして生きてきた人間なので、もちろん自分で自分を褒めることなんてなくて、それどころか他の人に褒められることも少なかったんです。
否定されるわけではないけど、褒められるわけでもない。いわゆる「及第点」というヤツだったんですね。
でも最近になって、決めたことがあります。
それは「1日ひとつ、必ず自分を褒めること」!
毎日、どこかのタイミングで自分の言動や想いを振り返って、自分を褒めています。
昨日は、1時間足らずでブログをつくったのを褒めました。内容や文を少しずつあたためてきたものを1時間でブログにすることはあったけれど、真っさらな状態から書いて1時間に収まったのは初めてです。マジすごいわ、私。
一昨日は、今年最後の講義を真面目に受けたこと。
他にも「イベントのスタッフを頑張った」「朝6時に起きれた」「夜ご飯をつくった」など、様々です。
別に立派なことじゃなくてもいいんです。日常のちょっとしたことだっていい。自分が当たり前と感じていることでもいいんです。

自己否定と、“自分で自分を褒める”ということ

自己否定をしてるときって、あんまり自分を見ていない気がします。少なくとも私の場合はそうで、頼りない、できない自分を見たくないがために自己否定をしていました。
「どうせ私は頭が悪いから」「なにも出来ないから」と自分を否定して、失敗したときの言い訳を探していたのかもしれません。
正直自己否定って、いつでもできると思うんです。
身の回りで起きたトラブルや失敗は全て自分が原因だと思えば、それだけで自己否定ができてしまう。
それほどまでに「自己否定」というのは身近なもので、だからこそ人はどんどんどんどん沈んでいってしまうんです。
しかし「褒める」というのは、簡単なことではありません。
その人をしっかりと観察して、ひとつひとつの動作を見て、褒めポイントを探さなければいけないのです。
最初は慣れないことだったし、そもそも自分のことが嫌いだったので、難しかったです。
なによりつらかったのは、褒めポイントを見つけるために自分を観察することによって、自分の「ダメな部分」も直視することになってしまうことでした。
蓋をしてずーっと無視していたそれらを見なければいけなくなったんです。
最初はしんどくてしょうがなくて、何度も「やめようか」と悩みました。でも結局はやめららなくて、やめたくなくて、今日まで続けています。

私が私を褒める理由

そもそも自分を褒め始めたのは、ココトモでのある経験がきっかけでした。
ココトモで活動し始めた当時、私は16歳で、まわりは大人ばかりでした。
初めてミーティングというものに参加したとき、17歳でした。まわりは大人ばかりでした。
「他人と比べる」クセがついていた私は、まわりの大人たちと自分を比べて、自分の無力さにひどく落ち込みました。ミーティングが進んでいってもろくに意見を言えず、せっかく仲間に入れてもらったのに私は自分の意見を言うことさえ出来ないのか、と。
みんな真剣に頑張ってくれているのに、今、私は何をしている?
歯がゆくて仕方がありませんでした。
そんな中、向かいに座っていた方が「鷹れんちゃんは、したいこととかあるの?」と聞いてくれたんです。
当時から私は「自分と同じように悩む10代の力になりたい」と思っていて、その想いを、下手くそに、でも自分でしか紡げない言葉で伝えました。
そのときはみんなから少しそれて2人だけでヒソヒソと話したのですが、ミーティングの終わりにその人が「鷹れんちゃん、さっきの伝えたら?」と言ってくれたんです。大人たちに注目さらて緊張MAXな私。でも、一度言葉にした後だったからか、さっきよりも自然に発言することができました。
そのときは具体的なことはなにも考えていなくて「10代のためになにかしたい」という想いを伝えただけで終わったのですが、そのミーティングの後「10代でこんなこと考えられるなんてすごいよ〜。僕18くらいのときゲームしかしてなかった笑」と褒めてもらうことがありました。
なにも出来てないと思ってた。迷惑じゃないかとさえ考えてた。気持ちを伝える機会があったのに具体的な施策のない自分を責めていた。みんなにまざって意見を発信できない自分を責めていた。
なのにココトモの人はみんなあたたかくて…帰りの電車でコッソリ泣きました。
ここで頑張りたいと思いました。ココトモの人たちが誇りに思えるような、そんな人間になりたいと感じました。
そして気付いたんです。
みんなが褒めているのは私が「できる」からじゃなくて「やろうとしてる」からだってことに。
無理に大人になる必要なんてなくて、不器用で子供な私なりにできること、むしろ私にしかできないことがあるはずなんです。
まわりが年上だろうと年下だろうと、自分は自分でしかないのだから自分なりに頑張っていくしかないんですよね。
不器用な私は、感謝や愛情を素直に伝えることができずに時折雑な態度をとってしまうことがあります。
これじゃダメだと思って伝えるようにしているのですが、やっぱり中々出来ません。
それを繰り返してるうち、ココトモメンバーや大学の友達に「鷹れんはツンデレ」と言われるようになりました。
不器用な自分を責めているのは、自分だけだったんです。
できない自分だって、何かをやろうとしたことには変わりないのだから、その「努力」をきちんと見たい。等身大の自分を褒めてあげたいと感じるようになりました。
それから、自分自身を褒めるようになりました。
最近の口癖は「鷹れんはすごいんですよ!」です。笑
だって、ほんとすごいんだもの。よく18年でこんな立派に育ったわ。こんな自分でいられて、誇らしいです。
まだまだ「私なんて…」と自信を無くしてしまうことも多いけれど、少しずつ頑張っていきたいなぁと考えています。
皆さんも、時間があったらぜひ自分を褒めてみてくださいね。
1日の中で、笑顔でいられる時間がほんのちょっと増えます。ほんのちょっと、自分が好きになれます。
試してみる価値はありますよ!
ではでは、今日はこの辺で。最後まで読んでいただき、ありがとうございました(o^^o)
鷹れん

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