相談員5年生!

 

 

皆さんお久しぶりです。パソコンを持ち出してちまちまブログを書くことにしました。久しぶりの更新でなかなか感覚が戻りません、どうも雪灯です。

もうGWの折り返しも過ぎましたが、皆さんいかがお過ごしでしょうか?? 私自身は自宅でゆっくりと家族と共に過ごしているわけですが、最終日に久しぶりに友に会うことになっているためそれを楽しみにしています。もうすぐ連休が終わるということで気が重くなりつつありますが、少しずつ気持ちの切り替えをしていかなくてはいけないですね。

 

さて、そんな中で、様々な場面で自分のことを聞かれることが多くなりました。自分の生き方というか、この場における相談員という立ち位置に長くいることだとか。そういうことを聞かれる機会がありがたいことに増えていて、ここらで一息自分のことを振り返ってみるのもいいなと、そう思ってこのブログを書いています。なんの役に立つのかは私にもわからないけれど、それでどなたかのお役に立てれば本望です。

 

というわけで、今回は「私自身のこと」について、お話ししていこうと思います。

私が相談員をしているバックグラウンドには様々なものがあって、明確に提示できるものは限られたものになってしまうのですが、それを時間の許す限り気ままにつらつらと書いていこうと思います。前にも似たような内容を書いていますが、それとは違うようになっているはず。たぶん。

かなり長くなってしまったので、時間のある時に読んでみてね。

 

 

 

そもそも私が相談員を始めた時期、というのは少し曖昧で、ココトモで相談員を始めたのが約5年前ですが、実はその1年ほど前から相談に乗るということはしていました。現在はcandleに統合され、閉鎖になったココトモ関連サービスの「ティーンズプレイス」です。ここで私は、日常生活を中心とした出来事のブログを書きつつ、ほかのメンバーの相談を聴いて過ごしていました。メンバーの背景にもいろいろなものがあって、最年長だったこともあってよく話を聴いていたのです。だから、相談員としての私のルーツはそこからになると考えると、こうして相談を聴く立場にいるのは6年近くになる、ということになります。

 

当時、相談を聴く立場になりたいと強く願ったきっかけの1つは、自分が不登校の立場にあったからです。私は高校時代、合計で半年ほど不登校でした。不登校であるということを当時の自分はなかなかすぐには受け入れられない場面もありました。小さな場面で、自分が知らない「学校」のことが進んでいくこと。授業だって当然ついていけないし、何より周囲の人々が私の不登校を許しはしなかった。だからこそ、学校に行けない自分と、学校に行かなければならないと焦る自分のギャップは大きかったなと思います。そういう、似たような境遇の仲間を見つけたのが、今から6年ほど前の高校3年のGWでした。ティーンズプレイスを見つけて、メンバー入りした時です。

 

そこから、学校生活や家族関係について、相談に乗ったり、相談をしたりする日々が続きました。ティーンズプレイスは20歳の誕生日には卒業しなくてはならないことが決まっていたので、ティーンズプレイス卒業後について考えることが割と自分の身近にあって。だからこそ、ほぼ迷いなく、親団体のココトモへの参入を決めました。ココトモに入ったのが、高校を卒業した3月です。それからもずっと、主に10代の女性をメインに、相談員としての活動を続けています。

 

 

相談員を始めてからも、不登校の当事者への支援を続けたいという思いはずっと変わらず持ち続けていました。そんな中で、過去にお世話になった、今でもとても尊敬している自分の憧れの人が、LINE相談を立ち上げていることを知って、そこにも迷いなく参加を決めました。今思えば全部見切り発車ですが、それに後悔したこともないような気がします。相談を受ける中で、今どんなことで悩んでいる子が多いのか、どんな風にその不安を受け止めてあげたらいいのか、そんな風に考えることもたくさんあって、それは私自身にもすごく役に立ったことだったのかなと今は思います。

 

それから、そのLINE相談の母体組織の解体がコロナ禍で決まってしまい。忘れもしないあの日、運営のゾノさんから「LINE相談を独立させる形で、運営代表をしてもらえませんか?」と連絡がきて。いつの間にか私は、「ココトモの雪灯」としての肩書ともうひとつ、「candleの雪灯」という肩書を持つようになったわけです。

 

candleの活動をするようになってからは、ココトモよりもcandleのために割く時間の方が長くなりましたが、それでも当時からの思いはあまり変わっていません。根底にあるのはいつも、「誰かの役に立ちたい」という思いです。いつの間にか5年の歳月がたっていたことにはとても驚いていますが、自分のペースでかなりゆっくりと活動しているからこそなのかなと思います。ただ、最近はそれだけではなくて、皆さんがいるからこそ活動を続けていられているのかなとも思うのです。

 

 

私は長い間、他者から自分のことをうまく認めてもらえない時期がありました。家族仲はいいのですが、じゃあそれはどういうことなのか、と聞かれると、自分の感情を否定された時期が断続的に少し長くあったから、と私は思っています。

私は小学3年生の時から、「死にたい」という思いとともに生きています。これを書いている今もそうです。しかし、この「死にたい」という気持ちは、家族に受け容れられたことはありません。もっと言えば、明確に両親から否定されたことが何度もあります。そういう経験をしていると、少なからず自分でも自分に自信が持てなくなるし、自分が自分のことをうまく受け容れられなくなるのではと私は感じています。両親だけではありません。学校でも、真剣に向き合ってくださった先生の方がどちらかといえば少数派で、だからこそ私は「誰かを頼る」という選択肢を今も持てずにいます。いつの間にか、自分の感情すらうまく感知できなくなり、やっぱりどこか自分は異質なものだと感じることも少なくありません。

 

 

しかし、相談活動を続けていくことで、「私は誰かに必要とされている」と、少しだけ感じることができるようになってきました。必要としてくれる誰かがいるだけでも、私は「死ぬ」という選択をしなくて済むのです。少しでも頑張れたらいいなと思いながら、眠ることができるのです。それはきっと、実生活を送るだけでなくて、相談員として活動を続けているからこそ得られるものなのかなと私は思っています。

 

 

私が相談員としてかかわっている時間は、ほかの人より少しだけ長いかもしれないけれど、それでもほんの少しだけです。今なんて、仕事が忙しくなってきてこれまでよりもさらに相談に関われることも減ってしまっています。だからこそ、相談に来てくださり、私と縁を持ってくださった方にきちんと感謝を伝えたい、と最近は特に思っています。ひとたびの縁かもしれないけれど、それでも大切な縁です。その貴重な縁があって、私自身が成り立っているような、そんな気がしています。

 

 

 

そんなわけで、いかがだったでしょうか?? 少しでも何かの箸休めにしたり、「こんな人もいるんだ」と感じたり、何かしらのお役に立てれば幸いです。

 

それでは、またどこかでお会いできますように。次のブログがいつになるかわからないけれど、なるべく更新できたら…いいなあ…()

暑さが厳しくなってきますので、体も心も十分に気をつけてね!

 

 

 

雪灯

 

 

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