みんなで一緒に

 

お久しぶりです、雪灯です。おかげさまで多忙な日々を過ごしておりますが、さすがに月に1度はブログをあげられるようにしたいなあと思っているので、candleのために使う時間を少しずつ作りながらこうしてブログを書いています。このために久々にmyパソコンを引っ張り出してきました。普段はセキュリティの関係上、職場のパソコンを使っているので、キーボードのタッチなんかがなんとなくいつもとは違う感じがして、不思議な感じです。

 

そんな中ではありますが、仕事をしている中で気づいたこと・感じたことを基に今回はブログを書こうかなと思います。最後までお付き合いいただけると嬉しいです。

 

 

先生として

学校現場に入り、先生として働く中で気づいたことは、「普通に学校に来られる子なんて少数派なんだな」ということです。だって、少しだけでも「学校に来ることが嫌だ」と思っている子が大半なわけで、たとえ普通に学校で過ごせていたとしてもそれって普通なのかどうかといえば、ちょっと違うような気がするのです。

にこにこ笑って保健室に来た子が、実は死にたいと感じている、なんていうこともありました。いつも通り登校していた子がある日突然学校を休んで、担任の先生が確認してみるとトラブルが原因だった、なんてこともありました。人は心と体の状態両方を合わせて健康といいますが、今こうして学校で過ごす皆さんのことを考えると何とも言えない気持ちになってしまう私がいます。

だけど、保健室や教室で、「こんなことがしんどい」といえる子については少し安心しているというのは確かにあって、その理由は「自分のしんどい気持ちに対して助けを求めることができている」からなのです。今これを読んでいる人の中には、これができないという子も多いんじゃないかな。そう考えると、私は不安になるのです。

 

「助けを求めること」は大切なこと

しんどい気持ちを言えない。私自身もそうであるからこそ、その気持ちはとてもよくわかります。自分が何もできないような気持ちになったり、自分が弱いような気がして認めたくなかったり。何より、しんどい気持ちを言ったところで何も変わらないというあきらめの気持ちや、伝えることで迷惑になるんじゃないかという気持ちが先に立ってしまう人もいるんじゃないかな。しんどい気持ちを言えない背景にも、いろいろな気持ちが複雑に絡み合っているんじゃないかなと思います。

それでも、私が「助けを求めることは大切だ」という理由は、「伝えなければ誰も、何もしてあげられないから」です。

確かに、しんどい気持ちを伝えたところで何も変わらないかもしれない。解決策も見つからないかもしれない。だけど、伝えなければ何も始まらないんです。何も言わなければ、抱え込むだけで終わってしまう。独りで苦しむままで終わってしまう。それだと、あなたが壊れてしまうよ。何も言わずに苦しんで、いきなり自分で死を選んでしまうよりも、一緒に悩んで苦しめる方がいい。私はそう思います。ただの綺麗事だといわれるかもしれないけれど、一緒に悩んで苦しんで、いつかその人が笑って生きられるようになるのなら、そんな綺麗事に希望を託していたいと、私はそう思うのです。

 

気持ちを吐き出せる場は、いくつあってもいい

私自身は、しんどい気持ちを明かせる場所はいくつあってもいいと思っています。頼れる場所があればあるほど、しんどい気持ちは分割できます。リュックサックにたくさん詰め込んで重くなった荷物も、中身をほかのカバンに移し替えて一つ一つを別々に持てば、一つの荷物は軽くなります。苦しい気持ちもそれと一緒。みんなで分け合えば、苦しい気持ちも小さくなるし、その分ほかの人の苦しい気持ちを持ってあげる余裕もできてくる。迷惑をかける、なんて思わなくてもいいんです。みんなで分け合って持ち合えば、それは「お互いさま」というものです。

もうひとつ、しんどい気持ちを明かせる場がいくつあってもいいと思う理由は、ずっと同じ人が話を聴けるわけではない現実があるからです。例えば、担任の先生もいつまでも自分の担任というわけではないし、今通っている学校を卒業すればその学校にいる先生とのかかわりはほぼなくなります。candleであっても例外ではなくて、担当している相談員さんも都合が悪くなって相談員を続けられなくなり、担当を代わってもらうケースも多くあります。そういうわけで、「ずっと話を聴いて一緒に考えることができる」という保証ができないことと、いろんな意見を聴けるという意味で、しんどい気持ちを明かせる場は複数持っておくとみんなも安心できるのかなと私は思います。

一番大切なのは、「自分が信頼できる場所で、自分のありのままの気持ちを話せること」です。苦しい気持ちを話そうとしているはずなのに、その気持ちを隠し通すためにうそをつく、なんていうことがあっては話す意味がありません。話を聴いてもらう相手のことも信頼できていないことになってしまいます。お互いに信頼して、自分の気持ちを安心して話せる場をみんなには作っていってほしいなと思います。(そのひとつがcandleであるならば、これほどうれしいことはありません)

 

 

 

というわけで、いかがでしたか? 久しぶりのブログで、私自身もうまくかけているか不安はありますが、少しでも読んでいるみんなの気持ちが軽くなっているのなら嬉しいです。

予告通りしばらくは不登校掲示板を閉鎖しますので、みんなと関われるのはLine相談だけになってしまうのが少し寂しいですが、またみんなとお話しできることを心から楽しみにしています。

まだもう少し寒さは続きそうなので、体調管理には気をつけてくださいね!

 

 

 

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