学校が疲れたあなたへ。ストレスの原因と対処法

学校から帰ってきた時、身体が鉛のように重たくなったり、誰とも話したくない気分になったりすることはありませんか?
この記事を読んでいる人はきっと、学校に通うことや、学校での人間関係に疲れて、ストレスを感じている状況かと思います。

日本財団の調査では、中学生の10人に1人は、学校生活に対して、なんらかの不満を持っているのだそうです。
その中には、あなたのように疲れてしまっている人もいるし、プレッシャーにつぶされそうな人もいるし、学校に行きたくないと感じている人もいます。
総じて言えるのは、「学校生活がストレスになっている」ということ。

毎日過ごす場所なのに、そんなにストレスがかかっていては、つらいですよね。
だから今回は、学校生活に疲れてしまった方へ向けて、そのストレスの原因や対処法をご紹介します。

目次

学校って、なんであんなに疲れるの?

学校に行くと、疲れますよね。
連休の前夜になると、「ああ、やっと休める」とベッドに倒れ込む人もいるのではないでしょうか。

学校が疲れるのは、あなたが我慢しているから

学校生活に疲れる原因は人それぞれだけれど、1つ、共通していることがあります。
それは、尋常でないほどの「我慢をしている」ということ。

周りからのプレッシャーを感じて、睡眠時間も削りながら勉強するとか。
本当は嫌なのに、クラスメイトと仲が悪くならないために無理に笑うとか。
さして興味があるわけでもないけど、険悪になるのが怖くて誘いを受けるとか。

そういう大小さまざまな我慢を、毎日毎日積み重ねているから、身体や心がつらく感じるのです。

学校で「ありのままの自分」を出すことは難しい

学校の中で、ありのままの自分をさらけ出すことは難しいでしょう。

なるべく友達とは仲良くしたいし、あんまり悪目立ちしたくないし、先生には好かれたほうがお得だし。
そうやって、「周りから評価されるため」「みんなに好かれるため」の行動を選ぶ人も多いはず。

もちろん人と関わる以上、ある程度の我慢は必要だし、すべて自分の思い通りになるとは限りません。
でも、少しの工夫で、今よりちょっと我慢の量を減らしたり、ストレスを軽減したりすることはできると思うんです。

「学校、疲れた」苦しいあなたに知ってほしいこと

学校の人付き合いに疲れた、もう休みたい。
そう思っても、やっぱり学校は行ったほうがいいと思うし、成績や将来だって不安。

そんな「感情」と「理性」に板挟みにされて疲れているあなたに、知っておいてほしいことがあります。

無理に人に合わせなくたっていい

学校では、「みんな仲良くしよう」「友達をたくさん作ろう」と教わりますよね。

でも、無理にみんなと仲良くしようとしなくて大丈夫です。
友達がゼロだと、それはそれでつらいけれど、そんな何人もいなくて大丈夫です。

22歳になった今、中学時代の友達とは1人としか連絡を取っていません。
高校時代の友達は、3人。大学時代の友達なんて、せいぜいSNSでつながっているくらいです。
学校のつながりって、そのくらいなんです。

学生時代にできた友達よりも、社会人になってからできた友達のほうがずっと多いです。

そもそも友達というのは「合わせる」ものではありません。
無理に自分をつくらなくても、合う人は必ずいるし、合わない人に固執する必要はないんです。

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がんばるペースは人によって違う

多くの学校には「皆勤賞」の制度があります。
1日も休んでいない生徒が終業式の日に表彰されているのを見たことがある人も多いのではないでしょうか。

たしかに、1日たりとも休まず、毎日学校に登校し続けるのは、素晴らしいことです。すごい。
純粋に、尊敬します。

けれど、全員がそこを目指す必要はないんです。
毎日学校に行っても、土日でスッキリ元気になれる人もいます。
週4日くらいが合う人もいます。
直接学校に行くよりも、ネットなどを介して学習するのが良い人もいます。

がんばるペースは、人それぞれ。
学校では、なるべく休まず、来続けることが良いことだと教わるかもしれないけれど、そんなことはありません。

あなたに合ったペースで、あなたに合った方法で、がんばったらいいんですよ。

疲れた時は休んだほうがいい

たまに、学校は休んじゃダメだからと、風邪をひいても熱を出しても無理をしてでも学校に行く人がいます。
わたしは、そういう時はちゃんと休むべきだと考えています。
単純に、風邪を誰かにうつしてしまうかもしれないし、登下校中に体調が急変してしまうかもしれない。

そしてそれは、身体の不調だけでなく、心の不調も同じこと。
「ちょっと疲れた」とか、「しんどい」とか、「やる気が出ない」とか。
そういう時にも、休みを取っていいんです。
むしろ、休んだほうが良い。

早めに休むと、早く回復します。
しんどいままがんばり続けると、その分回復にも時間がかかります。

疲れを感じたら、早め早めに休むこと。
そうすることで、結果としてより多くがんばって、より良い結果を出せるようになるんですよ。

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学校生活のストレスを解消する方法

どんな人でも、学校生活に疲れる時や、ストレスが溜まる時はあります。
そこで大切なのは、「疲れてちゃダメだ!」と自分を奮い立たせることではなく、自分を癒して、自然とまた歩き出せるようにすること。
ぜひ、自分なりのストレス解消法を探してみてください。

1. 思いっきりやりたいことをやる

最近、やりたいこと、できていますか?

観たいと思っていた映画。
行きたいと思っていたイベント。
読みたいと思っていた漫画や小説。

勉強や習い事、部活、さまざまなものに追われて、「やりたいこと」よりも「やらなければならないこと」にいっぱいいっぱいになってはいませんか?

もしそうなら、一度、やりたいことを思い切りやってみてください。
親御さんからの言いつけも、世間体も、なにも気にしなくて大丈夫。(でも、ルールとマナーは守ってくださいね!)

自分の声をよく聴いて、本当にやりたいことをやってみてください。

2. 何も考えずに眠る

1日の睡眠時間はどのくらいですか?
もし8時間を下回っているのなら、何も言わずに、まずは8時間寝てください。
寝不足だと感じていなくてもです。

起きた時、少し身体が楽になっているはず。

「睡眠」というのは、身体はもちろん、心にとっても大切な休息です。
眠れない人は、横になって目を閉じて、深呼吸するだけでも大丈夫。
考えごとをしてしまい眠れない人は、アロマを用意したり音楽を流したりして、他の刺激に意識を向けるようにしましょう。(スマホとかのブルーライトの刺激はダメですよ。)

少しうたた寝するだけでも、いくらか身体は楽になるでしょう。
少なくとも、気持ちを切り替えるきっかけになると思います。

3. 学校以外の知り合いと話す

学校生活に疲れた時は、クラスメイトや先生からは一旦離れて、学校以外の知り合いと話す時間をとってみてください。

学校にかかわっている人と話していると、話題は関係なくても、どうしたって学校のことが頭をよぎります。
四六時中一緒にいると相手にイライラしてきてしまうように、学校だって、ずっと接していたら嫌になるもの。

たまに学校から離れて、好きに過ごす時間を作りましょう。
そういうつながりがなければ、SNSなどを利用してみても良いでしょう。
SNSが不安な人は、わたしたちに声をかけてくれても大丈夫です^^

まとめ

今回は、学校生活が疲れた人へ向けて、ストレスの対処法などをご紹介しました。
このコラムを参考にしつつ、学校との丁度いい付き合い方を見つけてもらえたら嬉しいです^^

◇参考文献
日本財団|不登校傾向にある子どもの実態調査
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