てがみ

しばらく前から家庭教師のアルバイトを始めたのですが、最近また新しい子に教え始めました。もともと別の方が担当していた子で、その担当の先生が都合により担当できない期間が出来たので、その期間内のみ、私が教えさせていただくことになります。
もともとの情報では、なかなかの人見知りとのこと。うまく打ち解けられるかどうか少し不安に思いながら伺いました。生徒は中学生の女の子で、たしかに最初は緊張ぎみ。授業の休憩時間にした犬の話は非常に楽しそうだったのですが、担当の先生との授業のギャップが出てきてしまってはいないかといろいろ考えながら授業をおこないました。
しかし、授業後。宿題の指示をし終わって、親御さんに挨拶をしにいこうとしたとき、一枚の折りたたまれたメモ用紙を渡されました。なにか訊ねると「帰ってから読んで」とのこと。なんだかヒミツのラブレターをもらったようで、ちょっぴりドキドキしてしまいました。笑
手紙の内容は生徒さんと私の秘密♡(笑)ですが、まぁ中身も立派なラブレターでした。
たった数行のものだけれど、最後にあった「またおねがいします!!」の一行で、もう一日の疲れも吹っ飛ぶってもんです。
お手紙以外にも、「字がきれい」とか「ひとつひとつ教えてくれるから分かりやすかった」とか「時間がたつのが早かった」とか……もう、ベタホメ!
絶対に教師になりたい、と強く感じました。いやぁ、次の授業が楽しみです。あの期待に応えるため、しっかり資料を準備していかねばね!!
明日も違う生徒さんをみにいくので、今日の感動を活かして、私らしく授業をしていきたいです(*´`)

言葉で伝える、ということ

私は幼少期から手紙というものが大好きで、友達が誕生日のときにはプレゼントと一緒に手紙を渡していました。もう、何通の手紙を書いたかわかりません(笑)。
すべての感謝や、感動や、いろいろな感情を言葉で伝えきることなんて到底できないけれど、それでもほんの1%でも伝わればと、言葉を紡ぎつづけています。
けれどそんな私も、手紙から離れた時期があります。
中学生のときに文才の無さを指摘されたことがきっかけでした。結局は当時の先生の“好みの文体”でなかっただけなのですが、私はそれが到底覆しようのない事実かのように思えてしまって。今まで私が書いてきた手紙やメッセージカードはすべてとても稚拙なもので、届ける価値なんてなにもなかったのではないか、単なる自己満足で相手からすると迷惑だったんじゃないか。そんなことを考えるようになりました。
高校生になってから、「文才があるかどうか」「素晴らしい文章が書けるかどうか」よりも、単純に「自分が文章を書くのが好きで、自分の文章を好きだと言ってくれる人がいる」という事実が大切なんだと気づいて、手紙大好き鷹れんちゃんが再発生(?)することとなりました。
生徒さんからもらったお手紙を帰宅してから読んで、自分が教師になると決意した根本の理由を再確認することができました。そしてこれまで弱みだと思っていた「ひとつの物事を教えるのに時間がかかる」ということも相手・状況によっては「きちんと段階が踏めて、一回の説明で着実に身に着けられる」という強みになるということを知れました。(かいつまんで状況説明などは得意なんですが、こと勉強においては「暗記して!」とかは中々言えないのです^^;)
家庭教師を始めてから時間配分に随分気をつかうようになりました。60分、90分がすごくあっという間で、どうしたら時間内に済ませてかつ生徒の中に疑問が残らないで終わらせられるかというものを常に考えています。
まだ始めて一ヶ月程度なのでそんなうまーくできるわけがないのですけれどね(^^;)少しずつ、少しずつ、やりながら学んでいくしかなさそうです。
今日もらった手紙は、宝物入れにひっそりしまわれそうです。あるいは、額に入れて飾ってしまうかも?!
私も学びながら、生徒に教えながら、これからも頑張ろうと思います。
鷹れん

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