フリースクールで働きたい!求人の見つけ方と働く時のポイントを解説

何らかの事情で学校に通っていない子どもたちのための教育施設である「フリースクール」をご存じですか?

近年、全国的に増加傾向にあり、「将来フリースクールで働きたい」「フリースクールを作って不登校生たちを支えたい」と考える人も増えてきています。

しかし、フリースクールの認知度はまだまだ低いのが現状。フリースクールで働く、不登校支援に関わるためには、いったいどうすればいいのでしょうか?
今回は、フリースクールで働く人の仕事内容や求人の探し方についてまとめました。

フリースクールで働く人の仕事内容

まずは、フリースクールの職員やスタッフの仕事内容をチェックしてみましょう。

不登校の子どもの居場所づくり・学習支援

フリースクールは、不登校の子どもを対象とした民間の教育施設です。なので、基本的にフリースクールの職員は不登校の子どもの居場所づくり・学習支援が主な仕事になります。

直接的に勉強を教えたり交流したりするのはもちろんですが、それ以外にも使用する教材の選定、学習計画の立案、進路決定のサポートなど、役割は多岐に渡ります。

保護者の方のケアや学校との連携も

子どもと関わるだけでなく、保護者の方のケアや学校との連携もフリースクール職員の大切な仕事。

学習状況・出席日数などを共有することが、子どもの居場所づくりにも繋がります。子どもが塾や家庭教師を利用しているなら、うまく連携できるとより効率的に学ぶことができますね。

自分の得意を活かす働き方も可能

子どもと日々接すること以外にも、例えばプログラミングや語学などの知識・経験をもとに特別授業をおこなったり、仕事・職場体験の機会を提供したりする関わり方もあります。

自分の得意なこと、好きなことを活かした働き方・関わり方も可能なのです。

フリースクールで働くには

では、実際にフリースクールで働くにはどうすればいいのでしょうか。

資格などは必要ない

フリースクールで働くために必要な資格はありません。

教員免許などを取得していると優遇される傾向にはありますが、基本的にはどなたでも関われるお仕事です。

フリースクールのスタッフの約3割は無償ボランティア

文部科学省のおこなった調査によれば、フリースクールで働くスタッフのうち、有給なのは約7割。約3割のスタッフは、無償で活動をおこなっています。

有給スタッフでも半数以上は週5日未満勤務であるため、現状フリースクールでの活動だけで生活をおくるのは難しいと言えるでしょう。

継続支援や「プロボノ」という関わり方も

フリースクールに携わる、不登校支援に関わるという目的であれば、方法は「フリースクールで働く」以外にもあります。

例えばマンスリーサポーターや賛助会員のような継続支援、専門スキルを活かした「プロボノ」など。
フリースクールの活動をSNS等で広めることも「フリースクール支援」の一つとなります。

フリースクールで働くための3ステップ

「フリースクールで働きたい」と思った時の行動は、基本的な就職活動と変わりません。求人情報を調べ、見学・面接等をおこない、採用されれば働き始めます。

1. 求人情報を探してみる

ただし、フリースクールの場合は一括して求人情報を紹介しているようなサイト・情報誌がありません。そのため、自分で調べ、探す必要があります。

基本的には各フリースクールのサイトに掲載されているため、興味のあるフリースクールがあれば求人情報がないか調べてみるといいでしょう。
「住んでいる地域名 フリースクール 求人」などと検索してみると、現在スタッフを募集しているフリースクールが見つかると思います。

2. フリースクールを見学

フリースクールは明確な定義がされているわけではないので、場所によって形態や過ごし方はさまざま。
もし働きたい・参加したいフリースクールが見つかったら、まずは見学してみることをお薦めします。

また、インターネット上で情報があまり見つからない場合は、勉強も兼ねて近隣のフリースクールに見学されてもらい、話を伺うのも一つです。
※生徒・保護者の方以外の見学は受け付けていないところなどもあるため、必ず事前に確認したうえで依頼をしましょう。

3. 求人に応募、面接など

実際の求人が見つかったら、あとは一般的な就職活動やアルバイトの応募と同じです。求人に応募し、書類の提出や面接をおこなってください。

そこで無事採用されれば、フリースクールでの活動がスタートとなります。

※無償スタッフに限定して募集している場合などもありますので、応募前に条件等をよく確認しましょう。

フリースクールによって形態は様々。まずは体験してみよう

繰り返しになりますが、フリースクールは場所によって過ごし方などが大きく異なります。
そのため、まずはフリースクールを実際に見て、体感し、自分のやりたいことや目指しているものとマッチしているかを確認することが重要

多くのフリースクールでは人手が足りておらず、無償ボランティアスタッフを募集しています。
まずはそういった関わりから始め、少しずつフリースクールでの働き方、自分らしい関わり方を考えていくのも良いでしょう。

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