不登校中に心の支えになった本~不登校ブログ12~

不登校の話、いよいよ12個目となりました。
今回ものえるさんからのリクエストにお応えしようと思います^^

(不登校だった)当時読んでおすすめな本&好きだった音楽とか★

恥ずかしながら、音楽に関してはまったくの無関心だったので、今回は「本」に絞ってお話しようかと思います。
私が不登校だったとき、多くの本を読みました。
外出するのが怖くなってからはめっきりなくなりましたが、ギリギリまで地元の図書館に通っていました。
読みすぎてタイトルまで明確に思い出せるのは少ないのですが、今日はその中でも「私の『今』を変えた本」を紹介させていただきます(*´`)

私の『今』を変えた本3選

『少年は戦場へ旅立った』著:ゲイリー・ポール

タイトルどおり、戦争の話です。
私が生まれてはじめて読んだ「ノン・フィクション」ですね。主人公のチャーリー・ゴダードは、年齢をごまかして、15歳だったとき義勇兵部隊に入隊します。
私がこの本を一番最初に読んだのは小学4年生のときです。夏休み、祖父母のところへ行っているのもお構いなしで、一心不乱に読みました。
チャーリーは、隣にいた兵士の首が飛ぼうと大きなショックは受けませんでした。とても冷静に考え、人の死がどれだけ目の前にあろうとも何も感じなくなってしまうのです。
しかし、ある一つの死をきっかけにチャーリーの心に変化を感じました。
そのときチャーリーたちはキャンプ生活をしていて、環境は劣悪そのもの。下痢や病気で倒れていく兵士もたくさんいました。
ある夜、チャーリーは見張り番をすることとなっていました。
するとなんと、敵である南軍の隊員の一人から「タバコとコーヒーを交換しないか」と持ちかけられます。
その交換に応じた後、再び戦場で命懸けで生きようとするチャーリー。
その戦場で、二人とも生き延びることはできませんでした。
詳細は忘れてしまったのですが、チャーリーはあの夜の男が死んでしまったことを知ります。
隣で兵士が倒れようと、自分が何人殺そうと泣かなかったチャーリーは、そのとき、初めて泣きました。
その後チャーリーは、戦争で負った心の傷が原因で若くして亡くなってしまいます。
そのシーンを読んだとき、幼いながら強い衝撃を受けました。
それから、今の状況にすごく感謝しました。
不登校になってからそのことを思い出して再読したときも、自分の幸せに感謝しました。
毎日、当たり前に「明日」を想像できること。あたたかい布団と、あたたかいご飯が当たり前に存在してくれていること。その全てに感謝することができました。
今でも、忘れられない本の中の一冊として、胸に刻んでいます。

『博士の愛した数式』著:小川 洋子

中学生のとき、この本に出会いました。
これに出会えていなければ、私は素数の魅力を語ることも、虚数の素晴らしさに気づくこともなかったでしょう。数学の楽しさを、数学の綺麗さを感じさせてくれる一冊です。
数学嫌いの人に是非オススメしたい! これを読まずして数学が嫌いなんて言わせない!!
もちろん、数学好きの人にもオススメしたい! たぶんもう読んでるだろうけど! それほど人気な本です。
「博士」は私が尊敬する人のひとりです。
あらすじは、あえて語りません。是非、一読していただきたい。そういう本です。
強いて言えば「人間、出来ることより出来ないことのほうが多いのが当たり前。間違えることを恥じずに、謙虚に生きよう」というようなメッセージを、この本からは受け取りました。
私にとってのバイブルといっても過言ではないかもしれません。
感想を綴っていたら、思わずまた読み返したくなりました。笑

今回は、これで以上になります☆
質問をくれたのえるちゃんと、ここまで読んでくれたあなたに精一杯の感謝をこめて(*´`)
鷹れん

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