久々に、読書感想文を書きたいと思います。
今回の課題図書は、「あきづき空太」さんという方の『青春攻略本』。
高校生のときにこの漫画と出会い、キュンキュンしたりケラケラ笑ったり、「お気に入りの一冊」となりました。もう何度読み返したことか・・・。何度読み返しても、やっぱりキュンキュンしたりケラケラ笑ったりしてしまうのです。
『青春攻略本』概要
著者:あきづき空太
ジャンル:青春!!
全2巻で構成されています。
ざっくりまとめると(あらすじ的なもの)
神山男子高2年・伊勢崎は、隣の女子校の窓に見えた女子生徒に心奪われる。通学路のマドンナ!! やがて2月、彼女の卒業が近づいて――!? バカで仲間で泣けるほどアツい17歳の春から夏。駆け抜ける日々をやきつけた珠玉の3本+α。第一巻登場!!(『青春攻略本』第一巻背表紙より)
こう書いてある通り、物語は男子生徒「伊勢崎」の一目惚れから始まります。伊勢崎と仲良しの3人「倉田」「上村」「野上」を加えたこの4人組は、バカでアツくて眩しくて、つい涙ぐんじゃうくらいアッツアツの「青春」を謳歌します。
恋にテストに仲間の友情。そういう「青春とは?」という質問に出てきそうなものは制覇してるんじゃないでしょうか。笑
青春の思い出があってもなくても楽しめる、そういう一冊です。
『青春攻略本』を読んだ感想
青春攻略本 第1巻 (花とゆめCOMICS)
もうとにかくアツい。太陽よりアツい。眩しいくらいに、アツい。
永遠にこの時間が続くような気がしてしまう第一巻と、終わりがあってもまた始まりがあるんだと感じられる第二巻。ぜひセットで読んでいただきたいです。
登場人物にすごく共感した話
伊勢崎、倉田、上村、野上の4人を中心にまわるこの物語ですが、その中でも特に「倉田」に共感しました。
倉田は真面目で努力家で物静かな、いわゆる「優等生」タイプ。ずばっと言うけど優しい、まぁ・・・「ツンデレ」ってやつです。笑
実はこの4人、最初から4人セットだったわけではありません。ノリのいい伊勢崎・上村・野上の三人はすぐ仲良くなったのですが、倉田はどちらかというと最初に伊勢崎と仲良くなりその後この4人で仲良くなりました。そんな経緯もあって、倉田はちょっと遠慮しい。
第一巻の中で、倉田は親戚から「夏休みに民宿の手伝いに来ないか」と誘われます。そして同時に「友達も何人か連れておいでよ!」・・・と。
友達を誘うなんてことに不慣れな倉田は、もう「ブチ切れてんじゃねぇか」という顔つきで伊勢崎を誘います。しかし伊勢崎のほうはといえば「行く行く!行きてぇ!」と即答。
もちろん上村・野上も誘おうという話になりますが、二人は地元である花火大会の計画をたてていました。
不幸なことに日程はもろ被り。伊勢崎が説明しようとするも、「二人は花火が見たいんだ」と考えた倉田は伊勢崎を止めてしまいます。
その小さなすれ違いは消えないまま、倉田は一人で民宿に行ってしまいました。
結局その夜三人も民宿に登場して四人がそろうのですが、その不器用さというか「子供っぽくなさ」みたいなものに、すごく共感したのです。
私は本の中の登場人物に感情移入するのがクセのようなものなのですが、この倉田はもうクリソツすぎて熱中してしまいました。
高3の夏の熱をひとりうまく測ることのできないまま、やるせない思いを抱える倉田――もう、その場に行って「動けよ!!!」って背中を叩きたくなります(笑)。
そんな歯がゆいようなこっちが恥ずかしくなってしまうような青春を味わいたい方は↓からチェックしてみてくださいね(●´ω`●)
青春攻略本 第1巻 (花とゆめCOMICS)
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