読書感想文第6弾です。
今回も、マンガの紹介をさせていただきます(*´`)
『式の前日』概要
著者:穂積
種類:短編集
一言で表すなら:二度読みたくなる漫画
収録作品
式の前日
あずさ2号で再開
モノクロ兄弟
夢見るかかし
10月の箱庭
それから
どんな本?
“ふたりきり”――。それは、この世でもっとも切なく、もっとも尊い宝物。
表題作[式の前日]ほか5編を収録した、珠玉の“泣ける”読み切り短編集。
叙情と憧憬を鮮やかに紡ぐ俊英、ここにデビュー!
(裏表紙より)
この本におさめられた物語に登場するのは、「ふたり」。
他人であったり、親子であったり、兄弟であったり。ふたりの間柄はさまざまですが、どの物語も軸は「ふたり」なんです。
ふたりがそれぞれを想いながら、ふたりだけの物語を紡いでゆきます。
こんな人に読んでほしい
- 伝えなかった想いがある人
- ほっこりしたい人
- 「ふたりきり」ときいて思い浮かぶ人がいる人
▽『式の前日』の詳細はコチラ
式の前日 (フラワーコミックス)
人はいつだって、わかることよりわからないことの方が多い。
当たり前ですが、私は「わかること」よりも「わからないこと」の方が多いです。
行列式をつかって問題を解く方法は知っています。文字の読み方も知っています。
でも、今この瞬間地球の裏側にいる人がどんなことをしているかを私は知らないし、「頑張る意味」がわからないことだってあります。
100歳まで生きても、200歳まで生きたって、人は「わかること」より「わからないこと」の方が多いでしょう。
しかしそれは、悲観するような冷たい現実ではないと思うのです。
わからないからこそ生きるのは面白いし、いつか振り返ったときに「あ、あれってそういう意味だったんだ」って理解できることも多いだろうから。
今回紹介している本『式の前日』も、まさにそれでした。
読み終わったときに気づくことがある。
私がこのマンガを読んだ直後にとった行動は「再読する」でした。
登場する人たちに思いを馳せながら読み進めていくのですが、どの物語も最後には「エッそうだったの」と驚かされました。
一度目と二度目で、想うことが全然違ったんです。
何度読んでも、ティッシュを握り締めながら思わず涙ぐんでしまう。
そういう本でした。
わからない。それでも進むしかない
前述したとおり、現実にはわからないことばかりです。
小説のようにきれいに伏線を回収してくれることも、感動的なハッピーエンドになってくれるわけでもない。全部を、自分で紡いでゆかなければなりません。
ときには「なんで私だけ」「なんでこんな悩まなきゃいけないの」と悩むこともあるけれど、都合よく救いがでてきてくれることはありません。
それでも、進むしかないんですよね。
そんな勇気を、『式の前日』からは教わりました。
ぜひチェックしていただきたいマンガです。
▽『式の前日』をチェックしてみる
式の前日 (フラワーコミックス)
最後までお読みいただき有難うございました(*´`)
鷹れん
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