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クラスが嫌で部活だけに行っていたときの話

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私はいじめられてきましたが、いじめに関係していたのはクラス全体と担任の先生のみだったので、「部活」は数少ない癒しの時間でした。
当時私は美術部に入っていて、一年生のときはたくさんの先輩と八人くらいの同輩と共に活動していました。

部活がつらくならなかった理由

学校にくるのがいよいよつらくなってくると、「部活のために学校に行こう」と思うようになりました。
クラスメイトの美術部員も二人ほどいたけれど、その二人は「いじめに関与しない」側の人間で、助けてくれることもなかったけれど女子トイレで泣いたときには付き添ってくれていたし、部活中は普通に接していたので、あまり気になっていませんでした。
なによりも先輩が二・三年生あわせて十人以上居たし、顧問の先生はあまり顔を出さないタイプの人だったので、「クラスとは無関係」ということをより強く感じることができました。(顧問の先生が苦手なわけではなく、「先生」という存在が苦手になりつつあったのです)
クラスで嫌なことをされた後も、部活に来ると不思議と笑顔になれました。部室でパレットや画用紙に向かっている時間はとても穏やかで、なにもかも忘れて一心に打ち込むことができていました。
クラスメイトの美術部員にはそれぞれ口止めをして、部活の人たちには私がいじめられているという事実がバレないようにしました。
二人もあまり言いふらしたいことではないからか、部活の人に変に心配されることも「腫れ物」のように扱われることもありませんでした。
最終的には部活にも行けなくなってしまったけれど、あのとき、最後まで「いつもどおりの私」として部活の時間を過ごせたのだと思います。
だからこそ、今でもお絵かきを好きでいられるのでしょう。

部活だけに行きたかった

「部活だけに行きたい」
不登校になってしばらく経ってから、そう思うようになりました。
けれど、部活だけに行くことは自分の中の「自律の気持ち」が許しませんでした。
学校は朝の会から帰りの会まで出るべきだと思っていたし、「学校にも行けていない私」には部活に行く資格なんてないと思っていました。

「クラスは嫌だけど、部活には行きたい」と思っている方へ

今思えば、部活だけでも学校に行けたら立派なものだと思うのですが^^;
当時の私は、「部活に行く」ということを許せませんでした。
「クラスは嫌だけど、部活には行きたい」と思うのなら、部活だけに行ってもいいと思います。
嫌なものを我慢しても、なんにもなりません。「我慢」は「好きなもの」にしたほうが何百倍も自分のためになります。
10代でいられる時間は意外と短いもの。
学校のかたちはたった一つだけれど、学校の使い方は人によってさまざまでいいんじゃないでしょうか。
自分に合った使い方を、していきましょう^^
最後までお読みいただき有難うございました。
また明日お会いしましょう☆
鷹れん

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