卒論があらかた書き終わる目途が立ってきて、いよいよ大学卒業を実感してきました。どうも雪灯です。こうなってくると本当にセンチメンタルな気分になってしまう。思えばいろんなことがあったものです。
現在卒論の発表を控えているのが目下の心配事ですね。きっと当日はガチガチに緊張していると思います。PowerPoint作ってるけど到底10分で収まりそうじゃなくて詰んでる気がする。削れるところは削らなきゃね。
さて、この度受験シーズンもいよいよというところまでやってきました。受験生の皆さん、まずは共通テストお疲れさまでした。これからが受験の本番という人が多いと思います。というわけで、今回は進路をテーマにしてブログを書いていきたいなと思います。良ければ息抜きにお付き合いくださいね。
人生の「成功」ってなんだろう
人生の成功とか失敗の基準って、いったい何だろう。
ときどき、人生に成功したとか失敗したとか、そういう言葉をききますが、それをきいてふとそんな風に疑問に思うことも少なくないのです。よく、事業がうまくいったとか金銭面的に豊かだからとか、そういう意味で人生に成功したとかそんなことを言っているように思うのですが、その価値観とはなんとなく相容れない感じで、もやもやすることがあるんですよね。
進路に関しても人生の成功とか失敗とか言われることがありますが、それは何に対していっているのでしょう。学歴や成績関係でしょうか。親が自分の進路に対して高いものを求めることもあって、普段の成績も気にしてしまう人も中にはいるかもしれませんね。でも、私はそれって少し違うような気がするのです。
私の生き方
私はこの人生で、高校と大学の2回、受験を経験してきました。就職も含めれば3回ですね。それぞれにそれぞれの思いがあります。
高校は第1志望校に合格しました。受かるかどうか正直ギリギリのところで、合格発表で結果を知ってとても嬉しかったし家族も喜んでいたことを覚えています。中学時代から悩みを抱えやすかった私は、高校生活でうまくやっていけるか不安で、実は通信制高校も見学に行っていました。しかし、ずっと目指していた養護教諭の道に進むために進学校として地域で有名な高校に進学した訳です。結果、うまく馴染むことができず不登校になり、成績も底辺な高校生活を送っていました。
一方、今通っている大学は受験当時第2志望だった大学でした。第1志望校はE判定だったんですよね。今の大学もC判定とD判定をさまよっていたんですが、受かっていることを知ったときは嬉しかったと同時にすごくほっとした記憶があります。第1志望校に合格しなかったことはすごく残念で悔しかったのですが、どこかで「ああやっぱりな」と思っていた自分もいたように思います。
どちらも、ほかの人から見たら決して「成功」とは言い切れない結果になっているのでしょう。しかし、私はそうは思えないのです。
高校時代、私は確かに不登校になりました。だけど、この経験があったおかげで、私は「養護教諭になる」という夢を確固たるものにしたのです。それまでは「あなたにはこういう職業が向いているんじゃない」という母の言葉がこの夢の動機でした。親に言われたから目指していたようなものです。しかし、不登校という経験をしたことで、「不登校を支援する立場になりたい」「フリースクールとか作れたらいいな」という自分の夢を持つことができたのだと思います。
大学は、確かに第2志望校でした。だけど、私はこの大学で、ここでしかできない経験をたくさん経験することができました。教育系の第1志望校では絶対にできなかった様々な学部とのつながりを作ることができて、いろいろな視点から改めて養護教諭のタマゴとして学ぶことができたと思います。
なにより、どちらの学校でも、私にとって大切な仲間と出会うことができた。新たに尊敬したいと思える先生にも出会えた。それが一番の収穫だったように思います。
そうやって考えると、私にとってこの進路選択は、胸を張って「間違いではない」といえるものです。周りが何を言おうと私はこの選択を後悔しないし、きっと人生をやり直しできるとしても同じ選択をするように思います。辛いことも、苦しいこともたくさんありました。だけど、その思いがあって今の私があると思うのです。
後悔のない航海を
よく進路選択は道に例えられますが、今回私はそれを海に例えました。それは、進路選択は無限だと思うからです。
進路選択は未来の生き方に直結してきます。だからこそ、不安になる人もたくさんいるでしょう。だけど、果たして進路はそのひとつだけなのでしょうか。進路は無数に広がっていて、そこに道などないと私は思っています。地面と違って、海には道を作ることができません。自由に進むことができます。同じように、進路選択も自由であってほしいと思います。自分が生きたい進路を選んでほしいと思うし、希望の進路とは少し違う進路だとしてもそれをプラスにしていける力を持っていてほしいなと私は思います。
どんな人生であっても、生きるのはこれを読んでいるあなたです。親に言われたからとか、周りが希望する進路だからとか、それで自分の思いを犠牲にする必要はありません。常々私はよく、「あなたが後悔しない選択をしてね」と相談に来てくれた子に声をかけていますが、本当にその通りで、この人生を生きていくのは私やあなたの親御さんではなくてあなた自身なのです。だからこそ、進路というあなたにとって大切な選択ではあなたの思いを大切にしてほしいと思うし、違う進路になったとしても自分にとって良い方向に舵を切っていってほしいなと思います。
まずは、あなたが後悔のない選択ができるように。希望する進路とは少し違ったとしても、その経験があなたの人生に彩を加えていけるように。そこに成功も失敗もありません。どんな経験も、きっと未来のあなたの力になります。不登校だったとしても、大きな悩みを抱えていたとしても、それもいつかあなたの力になる。だから、あなたが進んでいきたい未来へ希望をもって進んでいってほしいなと私は思います。
というわけで、うまくまとめられたかはわかりませんが今回はこんな感じで締めたいと思います。実は初めてパソコンでブログを書いたので(普段はスマホ)絵文字なども一切ない文章となってしまいましたが、卒論の気分転換も兼ねてパソコン使うとこうなるんだなーと思っておいてもらえると助かります。意外と編集とかはこっちのほうがやりやすいかもしれない。
不登校掲示板もありがたいことに、最近はこまめに活用してもらっています。システム上こちらにもたまに通知が入りますが、その度に相談してもらえていることが嬉しく思います。相談には私はこまめに目を通すようにしていますが、なかなか回答ができなくて申し訳ないです。時間があるときには私も含めline相談員も回答に行きますのでちょっとだけ楽しみにしておいてもらえるといいなと思います。もちろんブログの感想やline相談で声掛けてもらえるのもとても楽しみにしているので、気軽に利用してくださいね!
それでは、またお目にかかれることを楽しみにしています。体調管理には気を付けて過ごしてね!
雪灯
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