別れるということ

 

 

寒すぎて布団から出られません。どうも雪灯です。

ペンネームに雪という漢字を使うほど、私は雪の結晶が好きです。が、ものすごく寒いのは苦手。暑さよりはマシかなとは思うけど、それでもカイロやストーブや毛布とお友達になっている今日この頃です。

さて、今日は前々からこの時期に書こうと思いつつも、あまり書く勇気が湧かなかったとあることについて書こうと思います。思い返してたらこの出来事だけで2本ブログ書けそうだったので、もうひとつのテーマはまた今度書きますが、内容が暗い話にはなってしまうと思うので、苦手な人は読むのを控えることをおすすめします。

今日書くブログのテーマは、「残されるということ」です。

 

 

当たり前をなくした日

なぜこのテーマをこの時期に書こうと思ったか、それは私が大切な人と永遠に別れたのがちょうど1年前のこの時期、何ならブログを投稿したあたりの出来事だったからです。

その人とはもう2度と会って話すこともできないし、抱き合うこともできません。LINEですら、返信なんて来ません。ヒーローみたいにいつも私のことを助けてくれた彼女は、私の大学生活の中で初めてできた友人でした。

その日はちょうど、冬休みまであと2日という日の帰りのバス停に向かう途中。ちょうど買って帰りたいものがあって、バス停に向かう彼女と別れた時のことを、私は今も思い出すことができます。雪が降った次の日で地面が湿っていたこと、氷のように彼女の指先が冷えきっていたこと、そして「また明日ね」と当たり前のように別れたこと・・・・・。

その当たり前は、もう2度とやってきませんでした。私が、彼女がこの世からいなくなったことを知ったのは次の日のこと。それは深夜のことだったのだと友達伝いに知りましたが、正確な情報を知ったのはその日の夕方の大学の先生からの電話でした。

当たり前のようにできることは、呆気なく無くなってしまう。そう感じたことは、それ以前にも、それ以降にも、たくさんあります。だけど、これほどまでのショックをきっと、私はまだ知りません。

 

 

人と別れるということ

別れるということは、いろいろな意味がありますよね。ただ単にその日の別れを告げるだけではなくて、完全に縁を切るという意味で使われることもあるし、私と友人のように永遠に会えなくなるという意味でも使われる言葉です。

だけど、人と別れるということは、例え相手が生きていても死んでいても、とてもにがくて苦しくて辛いものじゃないかなと私は思うのです。別れを切り出す方も、別れを受け入れる方でも。

1年経った今も、私は友人がいなくなったことを受け入れることができません。正確にいえば、頭では理解しているけれど、後悔ばかりで気持ちが追いつかない。ほんとに、後から後から、後悔ばかりたくさん浮かんできてしまうのです。急だったからというのもあるのかもしれないけれど、きっとそうでなくても立ち直るまでには時間がかかっていたと思います。実は今も立ち直れたとは言いきれなくて、しょっちゅう友人のことを思い出してしまうのです。

そして、きっと後悔があるのは、その友人も同じだと思うのです。

あの子は、私と同じで「死にたがり」でした。お互いがお互いの死を引き止めて、一緒に生きようとしていた仲でした。私の持病のことも何もかも、真っ先に受け止めてくれた、時々突拍子もないことをしでかしてしまう笑顔が素敵な友人。あの子はちょうどあの頃、気持ちが落ち込みがちでなかなか大学に足が向かなかった中で、少しずつ前向きになっていた時でした。だからこそ、もう少し一緒に生きたかったのではないか、せめて一緒に大学を卒業したかったんじゃないかと私は邪推してしまうのです。生きることに希望が持てたその時にいなくなることになってしまったあの子は、どれほど無念だっただろうと思います。

 

 

残されるということ

私たちはいずれ、何らかの出来事がきっかけで別れることになります。だけど、残す方がどれだけ早くその別れを忘れられたとしても、残された方にはその傷は永遠に残り続けるのではないのかなと私は思うのです。だからこそ、皆さんにはなるべく、そのどちらの立場にもならないでいて欲しいなと思います。永遠にその立場にならないということは絶対に無理だと思いますが、できれば大切な人とのその時間は大切に過ごして欲しいと思うのです。

時折、candleに「死にたい」「生きていたくない」という言葉を伝えてきてくれる方がいます。でも、実際にその言葉を現実にする前にcandleに来てくれてよかったとほっとするんです、私。

きっと、死ぬ方も、死んだ人に残される方も、待っているのは後悔ばかりだと思うのです。一時は楽になるかもしれない、でもきっと後悔ってね、ゆっくりゆっくりあとから押し寄せてくるんだ。

私は、友人がこの世から去ったことに自分が関与していないと自覚しているけれど、それでもずっと自分のことを責めることをやめられません。あんな風にしていたら未来は変わっていたかもしれない、あの子は隣で生きていたかもしれない。そう思うと後悔ばっかりなんです。

みんながみんなの大切な人にそういう思いをさせるようなことがないといいなと私は思うし、私にとってもここに来てくれるみんなのことはとても大切な人だから、失いたくないんです。

生きることはとても難しいけれど、辛くなったらcandleやどこか安心できる場所で少し休んで、みんなのペースで生きていて欲しいなと思います。大切な人に残されてしまった私だからこそ、そうやって伝えたい。残されることも、残すことも、一生心の傷になってしまうくらいとても辛いことなんだよ。そうなる前に、みんなが悔いなく生き抜くための選択をして欲しいなと思います。

 

 

 

いかがでしたか?? 相変わらず上手く伝えられているのか自信はありませんが、今回はこんな感じでしめくくろうかなと思います。また年末までに1本とか2本とかブログを書くつもりなので、気が向いた人は覗いてもらえると嬉しいです。

それでは、また次のブログでお会いしましょう〜!

 

雪灯

 

 

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