こんにちは、雪灯です。お盆休みも終わり、今日から『candle』も通常運転に戻ります。今日からLINE相談の新規受付の再開だからね、ようやくいつも通り、って感じなんです、私の中で。
さて、これを書いているのは例によって深夜日付が変わった頃なんですが、今回は『勉強とはなにか』というテーマでブログを書かせて頂こうかなと思います。
というのも、こちらのテーマは不登校掲示板にリクエストとして頂いたものなんですね。昨年の12月に頂いたものを今更・・・・・と思われるかもしれませんが、様々な観点から書かせて頂こうと思います。最後までお付き合い頂けると嬉しいです(´˘`*)
さて、『勉強とはなにか』という疑問。これは一口に答えを導き出すことは難しいです。じっくり考えた結果、私の解釈でいくとこの疑問の根本には『なぜ勉強しなければいけないのか』というところにぶつかるように感じたので、まずはこの疑問から少しずつ紐解いていこうと思います。
ただし、あくまでも私の解釈であって私個人の意見になってしまうので、ここは違うように思うというところはご自分の意見をどうか大切にして頂ければと思います。
なぜ勉強しなければいけないのか。ここからは校種にわけながら考えていきましょう。
小学校や中学校については、これは『義務教育であるから』というのがひとつの側面にあるのだと思います。義務教育というのは、大人が子どもたちに教育を受けさせなければいけませんよ、という法的な義務です。少し捉え方を変えるとするならば、全ての子どもたちは小学校や中学校に通う権利があって、それを大人が邪魔してはいけないよ、というものです。これはかつての江戸時代や明治時代などの歴史が深く関わっていて、『日本という国を発展させる未来の大人にはそれに見合った教育を』という考え方が根底にあるのだと思います。あとは、全ての子どもたちが平等に知識を得ることができるようにという側面もありますね。だからこそ、小学校や中学校で学ぶ内容の多くは同じなのです。進度や地域性があるにしろ、その学年のうちに学ぶ内容は大方決まっていますよね。
ただ、この内容っていうのは結構人生にとって重要だと思うんです。社会で生活していくために必須なことばかりですから。漢字を読むことや計算はもちろん、社会の仕組みや物事の在り方も生きていくために必要です。最近は海外交流も盛んになっているから、ということで世界共通語である英語も必要になってきていますよね。実技教科だって、将来の家事育児やモノの作り、デザインの意味や音の楽しみ方、体の動かし方など生活で役立つものばかりです。だからこそ、これらを身につけておくことで『必要最低限の社会で生きるための手段』としての知識や学びを得ることができるんじゃないかと私は思う訳です。『必要最低限の社会生活のための知識や経験を得る』というのが、小学校や中学校における勉強の側面なのかなと思います。
一方、大学についての勉強の理由は結構明確で、『自分の好きなことを突き詰めていくため』なのだと思います。そもそも、大学には様々な学部や学科、専攻があります。それによって内容は全部違いますし、もっといえば大学の授業は自分が好きなものを自由に選ぶのですから、自分の興味関心をとことん突き詰めていくために勉強するという側面が強いのです。言うならば、『自分の学びを深めたい欲求を満たしていく』勉強というのが大学における勉強でしょう。
だとしたら、高校で勉強する理由とはなにか。これが私には1番わかりませんでした。今の時代はほぼ全員が受験を経て高校で学びます。だけど、その理由がすぐに思いつかないのです。
考えてみると、高校にはいろいろな学科があります。普通科、商業科、工業科、音楽科、福祉科、農業科、総合学科・・・・・私が知っているだけでこれだけの学科があるのです。大学で学ぶ下準備として、その基礎を学ぶのが高校の勉強だと思っていましたが、一概にそうとは言い切れないのです。
そこで、1晩じっくりと考えた結果、私はこう考えました。
高校で学ぶ理由は『次のステップに進むための知識や学びを深めるため』であり、ここでの勉強は『未来に知識や学び、生き方を繋げる』勉強なのだ、と。
高校生というのは、進路決定の時期です。人生にとって重要な進路を決めることが高校生にとってはとても重大な課題になるのだと思います。その課題に対して、自分はこの先どうしていきたいのか、どのようなことを突き詰めていきたいのか、はたまた職業人としてどのようなキャリアを持ちたいのか、進路とひとくちに言ってもそれは様々です。だからこそ、大学に進学して好きなことを突き詰めることを目標に学びを広げたり、就職のために必要な技術や知識を身につけたり、そういうことを勉強として学ぶのが高校の勉強なのかなと思います。
勉強とはなにか、それは究極的には自分の生き方を豊かにするものであり、自分の興味関心や好奇心に従って突き詰めていくものであると私は考えます。前者は全ての校種において満たされるものであるけれど、後者は大学での勉強しか当てはまらないじゃないかと、今までの文章を読んだ方は感じられるかと思います。
しかし、そうではありません。小学校や中学校での学びからの発見や、高校での奥深い知識から得たものから突き詰めていくものも多いと思います。それはきちんと後者の興味関心や好奇心に従って突き詰めていく、本来の勉強の姿と同じです。
勉強とは本来、自分の好きなことを突き詰めるためのものであり、それが結果的に人々の生き方を豊かにしてきました。今の勉強はどこか結果主義的な、そんな一面が垣間見れます。それは、学んでいるひとりひとりが勉強に対して受け身であるから・・・・・そういう教育の構造に社会が変化させてきたからなのだと私は思うのです。だからこそ、これを読んでくださった皆さんには、ぜひ学ぶことに積極的になってほしいと思います。これはなんだろう、なぜこうなるのだろう、ここからどうなっていくのだろう。そういう小さな疑問を大切にして欲しいのです。それを学ぶことで解決し、理解し、知識として得ることが勉強の在り方です。それは今の学校教育でもできることだし、学校を卒業してからも大切な視点になります。学ぶことは一生できることです。だからこそ、自分の視点を大切にしながら学ぶ姿勢をこれからも持ち続けて欲しいなと思います。
さてさて今回もまた長い文章になりました。結局書いている途中に眠気が来てしまったのでこれを書き終えたのはお昼です。夜中に書き始めて煮詰めてお昼に書き終わったものですから、どこかしら噛み合わないところがあったら嫌だな〜なんて思ったりしています。読み返した限りだと大丈夫だとは思うけれど。
今回は『勉強とはなにか』というテーマで掘り下げてみましたが、いかがでしょうか?? ちゃんと希望に添えるブログになっているかちょっと心配です。なにせ、私の視点から考えた私の捉え方を書き連ねただけですからね。最初にも書いた通り、これをひとつの意見として、皆さん自身の意見も大切にしていって欲しいなと思います。
次はどんなテーマで書こうかな。また楽しみに待っていて頂けると嬉しいです。
それでは、体調にはくれぐれもお気をつけて。また別のブログでお会いしましょう(´˘`*)
雪灯
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