雪灯
こんにちは、candleLINE相談員の雪灯です。先日のお知らせが久しぶりのブログとなり、さてどんなことを書こうかな･････と思ったところで、「そういやこのサイトについて詳しいこと発信したことないよな」って今更気が付きました。このブログを書こうと思い立ったのはcandleが出来た時。気がついたら1年も経ってました。
というわけで、今回のこのブログでは当サイト『candle』について書いてみたいと思います。
『candleは元不登校生たちが中心となって運営する、不登校生の無料相談サイトです。「どこにも自分の居場所がない…」と苦しんでいる小中高生たちに少しでも安心できる場所をつくりたい。そんな想いで相談にのらせていただいています。』
この文章は、このサイトのいちばん最初に皆さんが目にしているものです。ここには様々な相談員が在籍し、様々な悩みをLINE相談という形で聴いています。掲示板もできたので、悩みを持つ当事者同士でも話しやすくなったんじゃないかな。
なぜ『candle』ができたかというと、私たち相談員が皆さんの力で在り続けたいと思ったからです。
元々、『candle』は『フリースクールRiz』の中の『LINE相談』という位置づけにありました。全国的に不登校をはじめとした様々な悩みを持つ皆さんのお話をボランティアの相談員が受け止めていく、フリースクールRizの中のひとつの部門として成立していたのです。しかし、このコロナ禍の影響により、フリースクールRizは惜しまれつつも閉校することになりました。これが約1年前のことです。その際、LINE相談員にそれが周知される中で、『LINE相談だけでも残しておけないのか』という意見が数人から出て、そうして2020年7月1日に、『candle』が発足しました。
あれから1年経って、『candle』は少しずつ姿を変えながら皆さんの力になってこれたのかなと思います。私は今まで、その中の初期のうちしか深く関わっていないのですが、一度離れたからこそ、なんとなくそう思うのです。
1年前にはなかった、不登校掲示板の機能がサイトに増えました。これは関連サイトとして、私も一時期所属していた『ティーンズプレイス』が閉鎖することに伴うものです。かつてその場所でメンバーとして活動していた一個人として、こうして統合されることがかつての『ティーンズプレイス』としての名残りになるのかなあ、なんて思ったりもします。
不登校ブログに関しては、ようやく更新できる目処が経ちました。これからはゆっくりペースとなるかと思いますが、たまにふらりと見に来てくださると嬉しいです。
LINE相談は利用してくださる方が有難いことに沢山いて、申し訳なく思いつつも一時的に新規受付を停止してしまうほどです。1年前と比べて相談員も増えましたが、それでもすぐに皆さんの力になれない現状があります。これは本当に申し訳ないです。その一方で協力してくださっている相談員さんもそれぞれの事情を抱えているわけで･････運営に関わっている身としては、難しいなあと思います。これからは私も相談活動に復帰できるので、もう少し皆さんの力になれるのかなと思っています。
『candle』という名前は、当時の相談員の投票で決まったのですが、考案したのは私でした。当時はなんか細かい意味をつけて提案した記憶があるのですが、お休み期間中にあろうことかそのスマホのメモを削除するという･････。
そこでどうにか自分の1年前の記憶を掘り返し、思い出した意味がこちらです。
『cheer and love for everyone』
訳すと、『全ての人を応援して愛する』みたいな感じになるのかな。(Google翻訳だと『みんなの応援と愛』って出てきたよ)
この全ての人、という定義には、相談に来てくれた皆さんが自分自身のことも愛することができるように、というニュアンスも含めています。相談に来てくれた人が自分自身を大切にできるように、応援と愛を伝えていきたい。そういう意味が込められています。
あとは、キャンドルって綺麗じゃないですか。私のイメージするキャンドルって、瞑想とかに使われるようなのとか、アロマキャンドルとかのほかに、灯篭(とうろう)みたいなのもあるんですよね。
私が思うのは、キャンドルの明かりって道しるべみたいにもなるよねっていうことなんです。瞑想とかアロマキャンドルとかは、どちらかっていうと気持ちを落ち着かせるとか休憩するためっていう側面があります。一方で、灯篭っていうのは見て癒されるっていうのもそうだけど、誰かを導くっていう意味合いもありますよね。お盆の灯篭流しだと死者を導くって意味があるし、そもそも明かりって誰かを導いたり温めたり、そういう役割があると私は思うんです。
だから、休憩したり、アドバイスしたり、そんな活動を通して温もりで皆さんの気持ちを満たせたらいいな、そんな居場所になったらいいな、と、そういう意味を込めたんです。今の『candle』はそんな場所になれているかわからないけれど、誰かにとっての大切な居場所のひとつになっていたらいいなと思います。
と、まあめっちゃ長々と書いた訳ですが。一文で要約するのなら、『この場所はこういう想いで運営されています』ってことだと思います。自分でも久しぶりに書いたブログがこんなに長くなると思ってなくてびっくりです。所要時間としては真夜中の1時間くらいを使って書いてるから夜更かし確定ですが、この1時間で私自身も久しぶりに『candle』と向き合えたので満足です。多分投稿するのは寝て起きてからだから数時間後になるかな。これを読んで皆さんがどんな風に思ってくれるのか、反応が分からないのがちょっと残念です。ちょっとクスッと笑ってもらえるブログを書くのが目下の目標になりそうです。
長々とお付き合いいただいてありがとうございました！ あなたにとって『candle』が、大切な居場所のひとつになっていたらいいな。また一緒にお話しできるのを楽しみにしています(´˘`＊)
雪灯
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