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本気だから、妥協できない。

こんばんは、鷹れんです。
皆さんは、なにかに本気で取り組んだことはありますか?
きっと、なにかしらはあるのではないかなぁ。今はないという方も、長い長い人生の中で、これから見つけていくのではないでしょうか。
私はエンジン100%稼動かアイドリングストップ(笑)なので、本気でやってきたことばかりです。
本当に本気でやったのか。果たして一欠片の甘えもなかったのか。あの時なにか出来ることはなかったのか。
常に自問自答しながらですが、結局行き着くのは「あの時できる限りのことはやった」という答えです。
何事も本気。
それはたくさんの人から「長所」だと言っていただける私の特徴のひとつです。単に甘えべたで不器用で熱しやすいだけだと自分では思うのですが、有り難いお言葉として受け取らせてもらっています。

本気だからこそ、曲げられない。

何事も本気、というのは、何事にも頑固、ということでもあります。
本気ということは、信念があるということです。自分の中に芯が無ければ、本気になんてなれません。私は、そう考えています。
先日、こんなことがありました。
高校時代、私は演劇部に所属しておりまして。後輩くん(現在高校三年生)が秋に引退することになるので、その引退祝いになにかしようということになりました。
パソコンか革の小物かバッグかあるいはご飯でも振舞うか……といろいろ予想していたのですが、なんと「かつてのメンツでもっかい演劇をやりたい」というリクエスト!
かつてのメンツ、というのは私が高校三年生のとき、彼が高校一年生のときの部員たちですね。
さすがに演劇一本仕上げるのはできないので、台本もって舞台(部室)で動くくらいはしようかなんて話をしていたのですが、まさかの展開でした。
(プライバシーうんにゃらかんにゃらありますので細かいことは割愛させていただきますが)「かつてのメンツ」のうちの二人が集まらないというのです。
しかもそれは現在大学一年生の代、後輩君のひとつ上の代の子たちでした。
「その程度だったんですね」なんて後輩君がひどく落ち込んでしまって、「それでも集まれる人たちだけでも集まろうか?」と声をかけたのですが、一人でも欠けるならそれは“かつて”ではないという結論になり、結局引退祝いは考え直すこととなりました。
自分の至らなさにも嫌気がさしてしまうのですが。この、集まらないという選択も、後輩君が本気だからこその結果なのだなと、数時間かけてようやく納得することができました。
彼は私に似たのか大層頑固になってしまって(笑)。苦労してると思います。
不器用で、愚直で、熱しやすく冷めにくい彼に、いったい私はどう「かつての先輩」として接することができるのか。「本気で」考えてみようと思います。
鷹れん

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