苦手なことを克服する、得意なことを伸ばす

m、「休みを活かして、苦手な科目は克服しましょう」
「一年生のときに分からなかったことは四月までに分かるようにしておきましょう」
私が小学生のときは、夏休みのしおりや春休みのしおりにはきまって上のような言葉が並んでいました。
当時の私は算数と国語が得意だったし好きだったので、長期の休みにはそれらをじっくりやりたかったです。読書をしたり、ドリルを解いたり、問題をつくってみたり。
けれど学校は「苦手克服」を重視していたから、苦手だった理科や社会も取り組まなきゃいけませんでした。

得意なことがあるなら、それを伸ばしたっていいじゃない。

「苦手克服」て、それほどしなきゃいけないことなんでしょうか。
私は人に頼るよりも自分でやっちゃったほうが心が楽だからだいたいのことは自分でやってしまうのですが、それでも、どうしても苦手なことやできないことはあります。仮にできるとしても、効率が悪いならもっと向いている人にやってもらった方がいいですよね。
例えば私は、重いものを運ぶことも狭いところでの作業もどんとこいです。けれど重いものを運ぶなんて、日頃運動するような習慣はない151センチの女子風情がやるよりも、もっと大柄な人やスポーツマン、男性陣がやったほうが(特別な知識を持っていない普通の人同士なら)効率がいいですよね。逆に、そんな大柄な人や筋肉パツパツな人よりかは、私(151センチ小柄女子)が狭いところに入っていったほうが中での自由が利くし、やりやすいです。
私がわざわざ台を持ちださなきゃいけないような場面でも、他の人はひょいと手をあげるだけで届く荷物はやまほどあります。(ちなみに私は電車の座席の上のあみあみのところでも背伸びをしてギリです(笑))
勉強も同じことで、苦手な日本史の年表を覚えることよりも得意(かつ好き)な数学の素数を少しでも多く諳んじられるようになる方が、私にとってはよっぽど楽しいしよっぽどためになります。年表を頭に詰め込んだところでどうせ試験が終わったらすべて抜けてゆきますし。
私はいつもなにかに取り組む(あるいは取り組まなければいけない)ときは4つの種類に分類することにしています。
必要だし好き、必要だけど嫌い、必要ないけど好き、必要ないし嫌い。
必要ってのは、要するに「やらなければいけない」ってことです。
やらなきゃいけない+好きなのは、私の場合は大学での勉強だったり教員になるためのことだったり。
やらなきゃいけない+嫌いなのは、苦手な勉強だったり。
やらなくてもいい+好きは・・・と、それぞれ分類しています。
ちなみにこの「やらなきゃ」「やらなくても」は“私が”です。
私がやらなきゃいけないことか、どうか。
私がやらなくていい+私が嫌いなものは、あえて私がやる必要はないですよね。誰かに任せたり、自分が好きなことに織り交ぜたり、なんらかの対策をとっていけば自分もまわりももっとスムーズに、楽に過ごせるのではないでしょうか(*´`)

苦手なことはやっちゃいけない、ってわけでもない。

だからといって、苦手なことはやっちゃいけません。ってわけでもありません。
その「苦手」が「向いていない」とは限らないからです。
挑戦したことがないけれどなんとなく苦手意識をもっているのかもしれません。
あなたに敵意をもった(あるいは好意的に受け取っていなかった)人たちと一緒に取り組んでいたのかもしれません。
なんらかの不利な環境だったのかもしれません。その時のあなたにはなかった力が、知恵が、今のあなたにはあるかもしれません。
一度失敗してからこそできるようになることも、これまではできなかったけど今はできるようになっていることも、愛情のいい誰かと一緒にやればできることも、たくさんあります。
「苦手なことにあえて取り組む」という選択は必ずしも無駄ではなくて、そこには「今までできなかったことができるようになるワクワク」だったり、「新しいことを試すドキドキ」が潜んでいます。結果うまくいかなったとしても、「自分が何故できなかったのか」「どうしたらできるのか」を考えるようにすれば、それは失敗ではなく次のステージへ進むためのステップになるんじゃないでしょうか。
そのワクワクやドキドキを大切にしていきたいものです(*´`)
鷹れん

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