「自己肯定感」ってなんだろう

自己肯定感。
この言葉を最近よくききます。
少し前まで自己肯定感ときくと、つい「自分ってすごい!」とか「私には価値がある!」とか、いわゆる「自信がある状態」だと思っていました。でも最近、それがすこし変わってきています。今日はそんなお話です。

自己肯定感ってなに?

自己肯定感というのはその名の通り「自分を肯定する感情」のことです。
自分は大切にされるべき存在である。自分は誰かに必要とされている。自分は生きる価値がある。
そういう「自分を肯定する感情」が、自己肯定感と呼ばれています。
でもそれって、すごい難しいことじゃないですか。
今の私には、自信はありません。いつも「これでいいのかな」「失敗したらどうしよう」と不安を抱えながらいろいろなことに取り組んでいます。最初の一歩には時間がかかるし、「大切にされてるか」なんて分からないし、「生きる価値があるかどうか」なんて考えていると疲れちゃいます。
でも今の私には、ちいさいかもしれないけれど、確かな「自己肯定感」が存在します。
たしかに自信はない。不安でいっぱい。スタートが遅くなる度に「なんでいっつも・・・」て自分で自分が嫌いになることもあります。センチメンタルな気分になって、ひとり枕をぬらす夜だってあります。
でも、そんな不器用な自分でも、生きるのが下手くそな自分でも、つい視野が狭くなってしまう自分でも、「好きな自分」には変わりありません。
「私は素晴らしい!私は価値がある!私は愛されている!!」なんてキラキラムードにはなれませんが、たくさん失敗するし間違うし人を傷つけてしまうこともあるけれどたくさん成功して人を勇気付けたりできる自分のことは大好きです。
自己肯定感って、その程度でもいいのではないかなぁ。
「自己肯定感」ときくと大げさに考えてしまうけれど、本当は「失敗もするし嫌になるときもあるけどまぁいっか」とか「ダメな部分もひっくるめて私は私だからね」とか、そのくらい。むしろそのくらいにしておかないと、かえって「できない自分」「弱い自分」を見ないふりしてしまいそうで、ちょっと怖いです。
臭いものに蓋をしたってゴミは減らないし、見ないふりをしたって自分の嫌な部分がなくなってくれるわけでもありません。見ないふりをするんじゃなくて「ダメな自分を克服する」「弱い自分との付き合い方を学ぶ」みたいな生き方をしていったほうが、(その瞬間瞬間はつらいかもしれないし長ぁ~くて暗ぁ~いトンネルを通ることになるかもしれないけれど)将来的にはずーっと楽で楽しい人生になってくれる気がします。
もちろん生きるのがイヤになっちゃうくらいならたまには「見ないふり」をしてお気楽に生きてもいいと思います。ゆっくり、ゆっくり、自分のペースでね。
鷹れん

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