感受性。きいたことはあると思います。
私のまわりには、感受性の強い方がたくさんいらっしゃいます。私自身も感受性は強いタイプだと思うので、「類は友を呼ぶ」状態でしょうか。
でもこの「感受性」ってなんなんでしょうか。
Google先生に訊いてみると
外界の刺激・印象を受けいれる能力。物を感じとる能力。
とのことでした。
つまりは、まわりの雰囲気、人の言葉の真意や感情、そういった「見えないもの」を感じ取る力のことですね。私は「人の気持ちを理解する力・共有する力」だと解釈しています。
感受性があるからこそ、相手の気持ちを気遣って言葉を選んだり、「傷つけたかもしれない」と考えることで次の行動を改めることができます。
家庭、学校、部活動、会社、社会、サークル、高校時代の友達などなど・・・種類はさまざまですが、「人」というのは、ほとんどの場合なんらかの団体に所属しています。
団体に所属するということは、当たり前ですが交流が発生します。そこで相手がどう考えるか想像する力がなければ、必要のない争いを巻き起こしてしまうかもしれません。もちろん我を通す強さも必要だけれど、まわりの意見を上手い具合に受け入れる強さもまた必要となってくると思うのです。
では「感受性が強すぎる」とはどういうことなのでしょうか?
感受性というのは「人の気持ちを理解する力・共有する力」のこと。感受性が強すぎるということは、つまり「人の気持ちを理解しすぎてしまう」「人の気持ちを共有しすぎてしまう(自分のことのように感じる)」ということではないでしょうか。
感受性が強ければ、人の喜びを自分のことのように感じれたり、人のために本気で頑張ることが出来たりといったふうに働くこともあります。しかし、人の不幸を自分のことのように感じてしまったり、人に言われた言葉で必要以上に傷付いてしまったりといったふうに働くこともあるのです。
もちろんだからこそ人の痛みをより深く感じ取ることが出来たり、むやみに傷つけてしまわないよう言葉を気遣ったりすることができるかもしれません。けれどだからといってその「感受性が強すぎる人」の心の傷が癒えるわけではないのです。
人の気持ちを理解しすぎてしまうぶん、自分の気持ちにフタをしてしまうかもしれません。人の物事を自分のことのように感じてしまうからこそ、本来は担わなくていい荷物を背負ってしまうかもしれません。
私はまわりからすると「感受性が強すぎる人」に分類されるらしいです。
東日本大震災のことが報道されるだけで涙が止まりません。映画、アニメ、ドラマ、小説関わらず主人公たちが危機に陥ったりすると、涙をぼろぼろこぼしながら「お願い、お願い、お願い・・・」と呟いてしまいます。人の話をきいている最中に涙が流れてしまうこともあります。人とハグをするだけで瞳が潤んでしまうこともありました。泣いている人を見かけると、心はきゅーーっと締め付けられてしまいます。
感受性が強いからこそ悩んだことはたくさんありました。
本当は相手(当事者)のほうがつらいのに私が泣くなんてダメなんではないだろうか・
私が泣くことでこの人は泣けなくなってしまうのではないだろうか。
いーっぱい悩みました。涙を封印した時期もありました。
けれど、感受性が強いからこそ得たものもたーくさんありました。
ティーンズプレイスを運営することができているのも、ティーンズプレイスの親サイト「ココトモ」での活動が出来ているのも、友達が相談をしてくれるのも、私が「感受性」という能力をもっていたからこそできたものです。
感受性が強いことで苦労したことなんて数え切れないけれど、私は感受性が強いことを悲観してはいないし、これからはそれを活かす人生にしていきたいと思っています(●´ω`●)
・・・なんて、まだまだ悲観することもあるのだけどね。自分のペースで、がんばりますよ。
鷹れん
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