「気をつかう」ってなんだろう?

気をつかう。きっと誰しも経験していると思います。
しかしよく考えてみると、「気をつかう」ってなんなんでしょうか。「気を遣う」と「気を使う」、漢字もふたつあります。このふたつの違いも、なんだかよくわかりません。
今日はそのふたつの違いや「気をつかう」ということについて、鷹れんが考えていることをブログにしようと思います。

「気を遣う」と「気を使う」の違いとは?

この解釈は鷹れんなりのひとつの考えであることをご了承ください。

「気を使う」は、遠慮すること

「使う」というのは、使用するということ。また「使役させる」という意味も持っています。人になにかをさせる、ということですね。
つまり「気を使う」ということは、「気を使用する」ということ。言い換えれば、「気持ちを働かせる」って感じでしょうか。
上司のご機嫌伺いをしたり、親が求めている子供像でいようとしたり。うう~む、なんとなく疲れる感じがするのは私だけでしょうか。
なにかを「遠慮する」と表現するとしっくり来そうです。

「気遣う」は、想像すること

「遣う」とは、派遣するということ。だから「気を遣う」は「気を派遣する」ということですね。言い換えれば「相手の側に立つ」といった感じでしょうか。
私としては「想像する」という言葉がイメージピッタリなのですがいかがでしょうか。「相手の気持ちを想像する」「相手の立場を想像する」など・・・。
この二つの違いは難しいですが、私の中ではけっこう明確に分かれています。

気を遣わない関係は理想の関係?

ここまで書いてきましたが、ここからは面倒くさいので(笑)、漢字は「気を遣う」に統一します。「気を使う」で解釈していただいてもかまいません。^^
さてさて。恋愛や人間関係において「気の遣わない関係がいいよね」ときくことがあります。考え方はいろいろあるかと思いますが、私はそうは思いません。
気を遣わない関係って、正直ないと思うんです。
当たり前なことですが、人はそれぞれ価値観が違います。全く一緒!と感じる人がいたとしても、どこかしら違いがあるはずなのです。たとえ双子だとしても、成長していくにつれて違っていくのではないでしょうか。
そもそも「気を遣う」って悪いことなんでしょうか。

気遣い=我慢ではない。

「気遣う」ということは、「我慢」とイコールではありません。前述したとおり、私の中で「気を遣う」というのは「想像すること」だからです。
相手はどうしてほしいだろう。どうしたら相手は居心地がいいだろう。どうしたら笑顔にできるだろう。どうしたら励ませるだろう。どうしたら勇気付けられるだろう。どうしたら盛り上がるだろう・・・。
どうしたら、相手に気を遣わせないだろう。
それは、好きな相手にするのであれば、決して苦しいことではありません。むしろ、相手が笑顔になってくれればそれだけで「楽しいこと」に変化してしまうものなのです。
そう考えると「気を遣う」ってのも意外と悪いことじゃないな、なんて思えてきませんか?
もちろん一概には言えないけれど、私が気を遣うときには、いつもそんなことを心に留めるようにしています。気遣いが我慢になってしまっては、する側もされる側も嬉しくないですからね。

結論。「気を遣わない関係は理想の関係」問題

では結論。「気を遣わない関係は理想の関係」問題についてですが。
私は「気を遣わせたくないと思い合える関係が理想の関係」と考えています。
あくまで持論ではありますが、先ほど書いたように「100%双方が気を遣わないでいられる関係」というのは存在しません。つまり誰かが「あの人とは全く気を遣わない関係だわ」と言っているとしても、それは「相手が気を遣っているからこそ成立している関係」なのです。
気を遣わせないために気を遣う。その連鎖が、理想の関係へと繋がっていくのではないかなぁ。
鷹れん

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