私は不登校になってから、一日中家にこもる生活がしばらく続きました。
出かけるのは億劫だったし、なにより「学校にも行けていない自分が遊んでいる」なんて許せませんでした。
一日中家の中で過ごしていては、心も不健康になってしまいます。
今日は、今の私が当時を振り返って「これやっておけばよかった!」と思うこと8つを紹介いたします。
1.ボランティア活動
当時の私には「自己肯定感」「自信」みたいに呼べるものはとにかくありませんでした。
中学三年のときくらいからボランティア活動を始めたのですが、もっとはやく始めていたらよかったと思っています。
子供たちに勉強を教えたり、放課後めんどうを見たり、募金活動をしたり、補助犬の世話をしたり、いろいろなことをしました。
お金が発生しない分「自分が本当にやりたいこと」を選べるし、物理的なものではなく「気持ち」を大切にできます。
また、自分のペースで活動をできるのもいいですね。
今はネット上でできるものもありますし、気になったら一度調べてみるといいかもしれませんね╰(*´︶`*)╯
こんな人におすすめ
- 人との繋がりがほしい人
- 誰かの役に立ちたい人
- 一緒に頑張っている人がいてほしい人
2.読書
小説や、エッセイ、いろいろあります。写真集、詩集、絵本なんてものもいいですね。
私が不登校のときは読書は一切していなかったのですが、
読書はひとりの世界に浸れますし、自分の気分に合わせて選べるので、すくない負担で続けることが出来ます。
なにより「感情を動かす」というのが大切だと思います。
泣きたいけど泣けない・・・そんなときでも、泣ける小説を読んでしっとりした気持ちに浸るだけでもだいーぶ心は楽になる気がします。
眠れない夜なども、読書をするとわりとリラックスできるので
不登校で不安になった夜には読書に頼れたらよかったなぁ、なんて思っています。
こんな人におすすめ
- 人との繋がりをもつのは怖い人
- ひとりの世界に浸りたい人
- 不安な夜、眠れない夜がある人
3.映画・ドラマなどを観る
2の「読書」と共通しているのですが、
映画やドラマも「感情を動かす」材料のひとつになってくれます。
当たり前のことですが、映像があるので読書よりも直感的に理解しやすいです。
想像の世界にゆっくり浸りたい方は読書、
直感的に感覚で楽しみたい方は映像、という感じでしょうか。
こんな人におすすめ
- 読書は疲れてしまう・・・という人
- 最近感動してないかも・・・という人
- 直感で楽しみたい人
4.人と会話をする
不登校になると、とにかくコミュニティ・人との繋がりが激減します。
最初は届いていた後輩からの手紙も、少なくなっていき、やがてはなくなってしまうもの。
人体というのは本当によくでいていて、足を骨折して入院していた人の足がうんと細くなってしまうように、
喋らない人の「喋る機能」はどんどん失われていきます。
喋らないのではなく、喋れなくなるのです。「喋り方がわからない」といった言葉の方が正しいかもしれません。
「おはよう」「おやすみなさい」
そんな一言を出すだけでも、変わります。
コンビニの店員さんとでも大丈夫です。一日一度は、人と会話するようにしてください╰(*´︶`*)╯
こんな人におすすめ
- 一回も喋らない日がある人
- 普段人とのかかわりが薄い人
- 人との繋がりがほしい人
5.勉強
不登校になりはじめた頃は、一切勉強していませんでした。
「勉強が全て」ではないけれど、勉強はあなたの「武器」のひとつになります。
いつか、大学に行きたいと思ったり、特別な知識が必要な仕事(翻訳、教員など)に就きたいと思ったとき、勉強したことは必ず役に立ちます。
私は結局その後中学にも行くことにして、高校、大学と進学しました。今は数学の教員を目指しています。
しかし不登校のときの勉強の遅れは、残りの中学生活だけでは間に合わず、中学三年のとき親には「学校選べないよ」と言われました。
不登校のときに勉強のモチベーションを保つのは難しいけれど、
一日30分だけでも時間をとるクセをつけておくと、これから先困らなかったかな?なんて思います。
こんな人におすすめ
- 自分に自信がない人
- 将来やりたいことがある人
- なにをしたいか、今はわからない人
6.散歩
前述したとおり、一日中家の中で過ごしていては、心も不健康になってしまいます。
私は自宅と中学校が近かったので、クラスメイトなどに会うのが怖くてできなかったけれど、「散歩」はいい気分転換になります。
外の空気を吸うと、それだけで気持ちのいい一日が過ごせるんじゃないのかな。
もし人目が気になるなら、早朝など人通りの少ない時間に出かけるようにしてみるといいかもしれませんね。
こんな人におすすめ
- 一日中家にこもっている人
- 最近ずっと憂うつな気分の人
- 悩み事が尽きない人
7.料理
私は高校生になってから料理をするようになりました。
・・・もっとはやくやっておけばよかった。
料理をすることによって、当たり前ですが「食べ物」がうまれます。
不登校のときは「自分にはなんの価値も無い」なんて考えてしまうこともありますが、料理をしていると「自分にも作れるものがある」「自分にもできることがある」というのに気づけるのです。
美味しいものを食べれば心も幸せになるもの。
家族とのコミュニケーションの足がかりにもなりますし、ぜひ一度試してみてはいかがでしょうか(*´`)♪
こんな人におすすめ
- 「自分にはできることなんてなにもない」と思っている人
- なにか趣味がほしい人
- 家族とのコミュニケーションが少ない人
8.ものづくり
7の「料理」と似ているのですが、こちらも「なにかを生み出す」ことですよね。
ものづくりというと広い表現になってしまいますが・・・
縫い物、編み物、羊毛フェルトなどの裁縫をしたり、プラモデルに没頭したり・・・
なにかを「つくる」ことの総称だと思っていただければ大丈夫だと思います。
料理はものによっては時間に追われてしまいますが、ものづくりのほとんどはゆーっくり自分のペースで続けられるので、「不器用だから・・・」という方でも大丈夫。
ぜひ一度試してみてください☆
こんな人におすすめ
- ひとりで没頭したい人
- 地道な作業が苦じゃない人
- ゆっくりペースで過ごしたい人
・・・と、私が「不登校のときにやっておけばよかった」と思ったのは以上の8つです。
ぜひ自分の気持ちやペースに合わせて、試してみてくださいね。
「私はこんなことをやっておきたかった!」なんてことがあったら、教えてくれると嬉しいです☆
ではでは、最後まで読んでいただいてありがとうございました。
鷹れん
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