前回のブログ「ルールは必ず守る~鷹れんの自分ルールその2~」に引き続き「鷹れんの自分ルール」を紹介いたします。
まわりの印象とは反対に、怠け癖をもつ鷹れん。しかし根っからの真面目娘である鷹れんは怠ける自分が許せない。しかしずーっと全部シャキシャキちゃんとするのは疲れちゃう・・・。
そんなジレンマを解消するためにうまれたのが「自分ルール」。
ご褒美や罰ゲームはないけれど、ちょっと心に留めておくだけでなにかの決断に迷ったときなどの指標になってくれます。
「ルール」ときくと堅苦しいものを想像しそうだけれど、自分ルールは自分の気分やペースにあわせて変更可能。
そんな「自分ルール」をつくってから、ちょっとだけ生きやすくなりました(*´`)
そして私の自分ルールは、
- 借りたもの・場所は借りた時より綺麗に
- ルールは必ず守る(信号は絶対守る など)
- 価値観は自分を律するためにつかう
- 「ありがとう」「ごめんなさい」は必ず伝える
- 誰でもやれることは自分でやる
の5つです。
今日は、その3つ目「価値観は自分を律するためにつかう」についてブログを書かせていただきます☆
そもそも価値観とは?
「価値観」というのは、いわば「物差し」のようなものですよね。
選択に迷ったり、なにかに困ったときに自分の中の物差しを取り出して「やるべきか/やらないべきか」「受けるか/断るか」「正解か/不正解か」など判断してゆきます。
この物差しは、親から教わったことや経験したこと、本人の性格などから刻一刻と変化していきます。
価値観なんて違って当たり前。
よく「価値観が違う・・・」と悩む方がいますが、そんなの当たり前なんです。
だって、全く同じように教えられたとしても、本人の感情が違えば受け取り方は変わってきますし、まーったく同じ人生なんてないんですから。
価値観が似ているように感じる人がいたとしても、実は「価値観が合わないところ」のほうが多かったりするのです。
だから付き合いが長くなるにつれて相手の色々な面が見えるようになって「価値観が違う!」と思ってしまうんですね。
「価値観が違う」と悩む人の多くは、自分の物差しで相手をはかっているんじゃないでしょうか。
この人は以前こういう行動をとっていたから誠実な人。この人は嘘をついたから悪い人。と自分の尺度で相手を評価してゆく・・・そんなの、寂しくないですか。
それが間違いというわけではないけれど、私は「さびしいな」と感じるんです。
だって私は、ずっとまわりの物差しに合わせて生きてきたから。
母親の物差しの「悪い子」という部分には、
・自分の言うことをきかない
・親に反抗的な態度をとる
・宿題をしない
・学校に行かない
・当たり前のことをしない(しかしこの「当たり前」の範囲も母親の物差しでしかない)
などがありました。
だから私は反抗せず、誰になにを言われようとすべて自分のせいにしてきました。
母親の価値観に抗おうとはせず、ずーっとその物差しに合わせた「いい子」で居続けたんです。
本当は、私の中に「私だけの物差し」があるのに。
それを無視して、無理して相手に合わせていました。
そんなの、やりきれるわけがないんですよね。
その後私の物差しには「親だって間違える」「親の言うことをすべてきかなくなって悪い子じゃない」などの基準が加わっていきました。
おかげで今では反抗的な態度をとってばかりです。遅れてきた反抗期・・・なのかなぁ。だといいなぁ(*´`)
価値観は、自分を律するためにつかうもの。
私が母親の物差しに従い続けたのは、母親が私に物差しを押し付けてきたからでした。
「親に嘘を吐くなんてお前は悪いやつだ」
「学校に行かないお前が悪い」
そんな言葉を言われるたびに、本当の自分を隠していました。
しかしココトモに出会えて自分用の物差しに気づいて・・・そして、気づいたんです。
私も価値観を押し付けていたかもしれない。
「親なんだから子どもを大切にしてよ」
「副部長なんだからみんなをリードしてよ」
「グループが決まってるんだから役割ちゃんとやってよ」
相手の役職に対して、自分の物差しを当てはめていました。
それに沿わない行動を相手がとると「その役職なのに」「そんなの間違ってる」と相手を責めたてていました。
自分があれほど苦しんでいた「押し付け」を、自分が誰かにしてしまっていた。
そのことに気づいてから、私は「価値観は自分を律するためだけにつかう」と決めたのです。
価値観で自分を律する、とは?
価値観で自分を律する。
このフレーズに馴染みのない方もいるかもしれませんが、しごく単純なことです。
「人は嘘を吐いてはいけない」と思うのなら、自分が嘘を吐かずに過ごす。
「遅刻は絶対しちゃいけない」と思うのなら、自分が遅刻をしないようにする。
「まわりの人に迷惑をかけるべきではない」と思うのなら、自分が迷惑をかけないようにする。
嘘を吐く人がいても、遅刻魔な人がいても、まわりに迷惑ばかりかける人がいたとしても、「それは間違ってる!」なんて責めずに、単純に「あの人はああいう物差しを持ってるんだな」と自己完結する。それだけです。
それをどうしても許せないのなら、「許せる・気にならなくなる距離」まで離れる。もしそれが「つながりを持たない」という距離なら、そこまでの縁だった。私はそう考えるようにしています。
価値観を押し付けたって他人を変えることはできないし、「価値観が違う」と嘆いても虚しいだけじゃないでしょうか。
「価値観が違う人とは付き合わない」というのもひとつの価値観なので間違いだとはいいませんが、少なくとも私は「価値観」は自分を律するためだけにつかっていきたいと考えています。
・・・それでも人の言動に左右されたりはしますけどね。日々精進です。
鷹れん
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