読書感想文第4弾です。
今回も、鷹れんが大ファンである「有川浩さん」の作品になります。
ここからしばらく有川シリーズが続くかと思いますので、よろしくお願いいたします٩( ‘ω’ )و
『三匹のおっさん』概要
著者:有川浩
すごーく単純にまとめると:還暦はまだジジイじゃねぇ!!って話
あらすじ
還暦ぐらいでジジイの箱に蹴り込まれてたまるか、とかつての悪ガキ三人組が自警団を結成。剣道の達人・キヨ、柔道の達人・シゲ、機械いじりの達人の頭脳派・ノリ。ご近所に潜む悪を三匹が斬る!
その活躍はやがてキヨの孫・祐希やノリの愛娘・早苗にも影響を与え……。痛快活劇シリーズ始動!(裏表紙より)
こんな人に読んでほしい
- 「手遅れだから」「もう遅いから」なんて考えをすることが多い人
- 諦めることに慣れてしまった人
- 「年齢」を重視することが多い人
- 両親・大人と対立することが多い人(私!)
読書感想文
※多少のネタバレを含んでしまいますので、「なにも知らずに小説を楽しみたい…!」という方は読後に読み進めてくださいませ(*´`)
▽『三匹のおっさん』を読んでみる!
三匹のおっさん (文春文庫)
“初めて”に“遅すぎ”なんてないのかもしれないね
あなたは、還暦を迎えた人から「新しいことを始めようと思ってるんだ」と言われたら、どう感じますか?
「そんな年齢で……」「今さら新しいことなんて……」「どうせ上手くいかないよ」そんなふうに考えたりはしませんか?
恥ずかしながら、この本を読むまでの私はそういう考え方でした。
その挑戦で得るものよりも、リスクを重視していました。
失敗を恐れて「挑戦しない理由」ばかりを並べていました。
そんな考え方が、一変したのです。
キヨ、シゲ、ノリの三人は、還暦。つまりはそこそこのオッサンです。
スーパーマンなわけでもないし、特別な経歴を持つわけでもありません。
「パーフェクト」もいいけど、「スペシャル」になりたいな。
キヨはコミュニケーションはド下手で孫の祐希とは対立してばかりの、いわゆる「昭和のオヤジ」。
シゲは照れ屋さんで、妻の登美子さんへの愛情表現の足りなさといったら。それが結果として、一つの事件を招いてしまいます。
ノリは二人に比べて物腰も柔らかいですが、娘の早苗が関与してくるとたちまち「頑固オヤジ」にはやがわりです。
そんな、ただの「おやじ」に他なりません。
しかし、キヨは剣道の達人です。シゲは柔道の達人です。ノリは機械いじりの天才です。
三人とも決して「パーフェクト」ではありません。まわりに迷惑をかけることだって失敗することだってあります。
でも、三人はそれぞれのカタチで「スペシャル」な何かを見つけているのです。
ノリは、他二人と比べると体格も小さく、不良相手に殴り合いの喧嘩をすることはできません。
しかし仕掛けた罠にはめたり、戦略を組み立てたりすることは可能なのです。
他二人が肉体派だったからこそ、ノリは頭脳派になったのかもしれません。
すべてを自分でやろうとするのも勿論大切なことだろうけれど、この世の全てを自分で賄うことはできないし、なにより非効率ですよね。
パーフェクトではなく、スペシャルを目指すこと。
すべてをやろうとするのではなく、自分の好きなこと・得意なことに挑戦してゆくこと。
そんなふうに視点を変えることが出来たら、ほんのちょっとでも生きやすくなるかもしれません(*´`)
最後に
今回の読書感想文は以上になります。
『三匹のおっさん』はドラマ化・続編出版もされていますので、気に入った方はぜひチェックしてみてください╰(*´︶`*)╯
最後までお読みいただき、有難うございました☆
鷹れん
▽『三匹のおっさん』を読んでみる!
三匹のおっさん (文春文庫)
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