親に愛されなかった私には、人に愛される資格はない?前編

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以前、「愛情が恐ろしい。愛を感じれなかった子供の苦悩」というブログでも書いたのですが、私・鷹れんは幼少期の経験から、人からの愛情を恐れるようになってしまいました。
そのことを現在進行形で悩んでいたのですが、ある人(以下Aさん)と話したのをきっかけにとある発見があったので、そのことを今日はブログにしようと思います٩( ‘ω’ )و

そもそも愛情を恐れる理由って??

愛情というのは、とてもあたたかくてやさしいもののはずなのに、どうしてそれを「恐ろしい」と感じるのでしょうか。
前のブログでは、

愛情を上手に受け取ることができなくて、高校生の頃とかは「せっかく善意でやってあげたのに」などと言ってくる人も居て、その度に「愛情を上手に受け取れない自分」を否定してしまっていたんです。

私にとって「愛情を受け取ること」は、誰かが与えてくれるものをじーっと待っていればいいってもんじゃありませんでした。そんな簡単なものではなくて、「愛情を受け取る能力」みたいなものが必要に感じていたんです。

と書きました。
まさしくその通りで、「愛される資格のない子」というレッテルを自分で自分に貼っていたんです
愛情を受け取る能力が自分にはない。だから、愛されない。愛されないというよりかは、愛されてもそれを受け取ることができないから私に愛される資格なんてない。…そんな風に思い込んでいました。言葉じゃなかなか表現しづらいのですが、伝わるでしょうか;
では、どうしてそんな悲しいレッテルを自ら貼ったのでしょう?
そこには、ある「認めたくない事実」がありました。

愛されたい・愛されない自分を隠したくて作り上げた、歪んだ事実。

「愛情を受け取る能力」ってなんでしょう。「愛される資格」ってなんでしょう。
誰かに「私は愛される資格がないのかな」と相談されたら「愛されるのに資格なんて必要ないよ。あなたを愛してくれる人はいるよ」と答えます。
しかし、ごく自然に「自分には愛される資格はない」と思い込んでいました。

みんな同じ人間なのに、どうしてそこに差ができるの?

Aさんが、その矛盾に気づかせてくれました。
「みんなは愛される資格なんて必要ない」「私は愛される資格がないから愛されない」という二つの矛盾した事実は、私の中ではなんの疑問もなくて、10年弱ずーっと変わらないものでした。けれどそれは「真実」ではなくて。
私にも愛される資格なんて必要ないのかもしれない。そんな考えが頭の中に浮かんできました。
そうして、Aさんと電話するうちに、その悩みの根本にあるものがわかってきたのです。

「愛情を受け取れない子」でなければ、「いらない子」になってしまう。

「愛される資格がない」と思ったのは、自分に「愛情を受け取る能力」がないと思ったからです。
病気がちだった兄ばかり心配する母。いつも自分の好きなようにして腕力知力で私をねじ伏せてきた兄。自分の中の定規でしか物事を図れない父。
兄と母が二人で盛り上がって一緒にいるのに独りぼっちに感じた寝室。一言も会話のない家族の食事。私が三人に言われた数々の言葉。
親が子を愛する。その当たり前な現実は、私のもとにはありませんでした。
家族の言動のどれをとっても「愛情」とは思えませんでした。
しかし、「愛情ではない」となってしまうと、私は「愛されていない子」になってしまうんです。
小さい頃は、家族のコミュニティしかなくて。学校でも、特別仲の良い子がいるわけではなくて。そんな狭い世界で生きている私にとって「親に愛されない子」というのは、とてもじゃないけど受け取れるものではありませんでした。
だって「親から愛されない子」になってしまったら、生きてる意味がなくなってしまう。私を愛してくれる人が居なくなってしまう。私の存在意義がわからなくなってしまう。
家族の中では育んでいくであろう「私は私のままでいい」という自己肯定感なんて微塵も育ててもらえないまま、私は真っ暗闇な世界に、ひとり、取り残されてしまったのです。
そこで生きるには、私はあまりにも小さかった。幼かった。
だから、自分の中でひとつの「歪んだ事実」を作り上げたのです。
私は愛されていないのではない。ただ、私が欠陥品だから愛情を受け取れないだけで、あの厳しさも冷たさも、すべては親なりの愛情なんだ。
悪いのは全部自分なんだ。自分が愛情を受け取れないのが悪いんだ。。。

愛されなかったのではなく、愛情を受け取れなかっただけ

親が子を愛さなかったのではなく、子が親からの愛情を受け取ることが出来なかった。
そういう事実を自分の中で作り上げ、自分の身と心を守ろうとしていました。
だって、そうしないといらない子になってしまうから。
親から愛されない子が生まれてきた理由なんて見つけられないし、だったら「自分が欠陥品だから」と自己完結させてしまったほうが簡単だったんです。
けれどこの思い込みは、私の中に新しい苦しみを植え付けてしまいました。
その新しい苦しみがなんなのかは・・・また明日のブログで!
だって、一気に書いたらいろいろ思い出しちゃうんだもん。大学で泣くわけにはいかないっぺさぁ(´―`)
ではでは、最後までお読みいただきありがとうございました♪
また明日お会いしましょう!
鷹れん

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