不登校は不幸じゃない。「ホームスクーリング」という考え方

皆さんは、「ホームスクーリング」という言葉をご存知ですか?

ホームスクーリングは、「ホームスクール」「ホームエデュケーション」等とも言い、その言葉の通り“家で学ぶ”というもの。
学校に通学はせず、家庭に拠点を置いて学習を行います。
アメリカではすでに150万人以上がホームスクーリングを取り入れているそう。
日本でも徐々に知られてきて、「不登校」の新しい形として注目されています。

「不登校」は特別で、「登校」が普通なのか。

「不登校」という言葉からも分かるように、現在日本では「学校に行く」ことが当たり前だとされています。
学校は素晴らしい存在です。切磋琢磨する同年代の仲間がいて、いつでも学習について訊ける先生がいて、林間学校や学校行事なども体験できます。
しかしながら、学校という環境、通学という学び方が合わない人も一定数います。

わたしが「中学生の時、不登校だった」というと、多くの方が「つらかったね」「頑張ったね」と声をかけてくださいます。
わたしの場合は不登校になった原因がいじめですし、不登校によって家庭内不和も経験したため、つらかったし頑張りました。
でも、不登校になる理由は人によってさまざま。
いじめなど学校でのトラブルがきっかけの人ももちろんいますが、経済的な理由があったり、単純に「集団授業」「集団生活」がストレスだったりする人もいるのです。

不登校は、不幸なことではありません。
学校に行くことも、行かないことも、子供が自分自身の手で選んでいいはずです。

「ホームスクーリング」が今後もっとメジャーになっていけば、「学校に行かない」という選択がもっと取りやすくなるかもしれませんね。

ホームスクーリング=自宅学習、ではない。

ホームスクーリングといっても、その学び方は多種多様。
教科書やテキストを使って保護者などが教師役を務める、いわゆる家庭教師のような形もあれば、自宅でインターネットを使って講座を受ける形もあります。
また、学校以外の環境で、他のホームスクーリングを取り入れている子供たちと一緒に講義を受けるスタイルもありますし、子供が自分で選んで本人の意欲や興味に沿って教育を進めるスタイルもあります。

日本の場合、法律で義務教育を家庭でおこなうことは認められていませんが、保護者が学校に通える環境などを十分整えた上で子供自身が学校に行かない選択をしないことは認められています。(いわゆる「不登校」ですね。)

不登校になると、人と会うことも減り、社会の中で孤立しやすくなります。
家族とのコミュニケーションはもちろん大切ですが、自宅の中ですべてを完結させようとするのではなく、社会とのつながりを保つことも重要でしょう。
インターネットなどを上手に使えば、世界中の人とつながることもできます。

学びは、もっと自由でいい。

「勉強する」というと、多くの方が「通学」をイメージすると思います。
しかし、さまざまな理由から、学校の形が合わない人がいます。
形が合わないところに無理やり合わせようとするよりも、その人に合った形を探したほうが、良いと思いませんか?

学校はダメだ、という話ではないのです。

学びは、もっと自由でいい。

「どこで学ぶか」「何を学ぶか」「どうやって学ぶか」
それは、学ぶ人自身が選んでいってもいいのではないでしょうか。

ホームスクーリングという考え方は、今以上に、「学び」を自由にしてくれるのだと思います。

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