不登校中に持っていた「希望」の話~不登校ブログ8~

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以前書いたブログに、嬉しいコメントが・・・!

(不登校になって)そのとき描いていた将来の夢とか、「今はこんなだけど、こうなってやる!」みたいな希望のようなものはあったのかな?

質問をくれたのえるさん、有難うございます(*´`)
そんなわけで今回は、夢やら希望やら、そんな「未来」の話です。

不登校の私が持っていた夢

不登校中にも、やりたいことはたくさんありました。
大学に行って勉強したい。
家を出て一人暮らしをしたい。
できることを増やしたい。
自信を持ちたい。
やりたいことを「やりたい」って言えるようになりたい。
お世話になったすべての人に感謝したい。
今の苦しみを、いつか「あってよかった思い出話」にしたい・・・などなど。
叶ったものも、叶う前のまま諦めたものも、叶える途中のものもあります。
今回は、その中でも「これだけは譲れない!」ってやつをいくつか紹介したいと思います。

今の私のように苦しんでいる人の助けになりたい

ティーンズプレイスをつくるキッカケともなったこの想い、実は不登校のど真ん中にいるときから持っていました。
当時はその叶え方はわからなかったけれど、学校生活の中でクラスメイトがいじめられたり、自分がいじめを受けたり、不登校になったり、それでも支えてくれた友人がいたり・・・いろんな経験をしていく中で、この夢だけはカタチが変わりませんでした。
家にも学校にも居場所なんてなくて、逃げようとしても行く手を阻む大人たちがいて、信頼できる人も頼れる人もいなくて悩みまくっていた私は、当時「自信」「自己肯定感」みたいなものは一切ありませんでした。
現実を見るのが嫌で未来を見ていなかったのかもしれません。
ただただ何かに縋って「何もできない私」になりたくなかっただけなのかもしれません。
けれど、不登校になってからも、再び学校に行くようになってからも、大学進学してからも、この夢は変わらず持ち続けています。
だからティーンズプレイスがオープンできたのは私にとってすごいことなんです。苦しいときに、この夢は大きな支えになってくれました。それを、こうしてカタチにできているというのは、なんとも感慨深いです。

家を出て一人暮らしをしたい。

家で居場所を失ってしまったので、ずっと一人暮らしをしたいと思っていました。
今も家を出たいとは思っていますが、その根本にある想いはだいぶ変化しています。
当時は、ただただ逃げたかったんです。家族の目の届かないところで、自分が一緒に過ごしたいと思う人たちと生活したいと思っていました。
けれど最近では、親との付き合い方もわかってきたおかげか「逃げたい」ではなくて「自立したい」になってきています。
私の親もいつかは介護が必要になったりするわけで、いつまでも親の手の中で守っていただくわけにはいかなくて、いつかはきちんと働いて親の世話にならずに生活していかなきゃいけないわけで。
だから、親と離れても、誰と離れてもきちんと生活できる人間でありたい、と思うようになりました。
以前と比べて意識がプラスに向いたみたいで、家を出るため(自立するため)の準備をじょじょ~に進行中だったりします。

お世話になったすべての人に感謝したい。

私が学校に行きたくないと言ったとき受け入れてくれたのは間違いなく両親で、
やり方は違ったかもしれないけれど私がいじめを相談したときに助けようとしてくれたのは先生で、
私が今こうやって10代のための居場所づくりをやろうと思えているのは当時私に数々の困難を与えてきた人たちが居たからで、
実際にそれを行動に移せているのは「ココトモ」に出会えたからで、
私が今も学校に行けているのは、不登校になってもなお支えてくれていた元クラスメイトがいたからで、
いろいろ不器用だったしいろいろ間違えたかもしれないけれど、これまで出会ってきたすべての人に出会えたからこそ今があると思っています。
まだ、トラウマになっているものや思い出したくないのに思い出してしまうようなものもたくさんあって、それに対して「トラウマになってくれてありがとう」なんて言えないけれど、いつかそれを思い出にできたときに、自立できたときに「ありがとう」って言えるようになっていたいです。
当時、友達が相談に乗ってくれたとき、親が受け入れてくれたとき、素直に「ありがとう」と言えない私がいました。
そのときからずっと、自分の器の小ささというか意地のなさにうんざりしていましたが・・・
今では、その夢も叶えられつつあるのかな、なんて思います^^

今の苦しみを、いつか「あってよかった思い出話」にしたい

上と少し被るかもしれないけれど、当時は本当につらくて苦しくてどうしようもありませんでした。
いじめグループの一人からメールが届いたり、家族に気持ちを話せなかったりいろいろある中で「今経験していることを思い出にできるように頑張ろう」とずっと思っていました。
そうじゃないと、今の苦しみがすべて無駄なことになりそうで、怖かったのかな。
今もこれは叶える途中ですが、当時の「なくしてしまいたい」って気持ちは収まってきたのかなぁ、なんて思っています。
「嫌いだけど、まぁ同じ部屋にいるのは構わないか」くらいでしょうかね。笑

最後に

当時のことをこうやってプラスの意味で振り返ることはなかったので、ブログを書いてる中で「当時もこれだけ希望を持てていたんだなぁ」と嬉しくなりました。
不登校になってすぐは「いじめてきた奴らにいつか仕返ししてやる」みたいなドロドロとした復讐心も持っていた気がするけれど、いつしか「最高の仕返しは、私が立派な人間になって素晴らしく生きることなんじゃないか」と思うようになって、今では「最高の仕返し」をするために不器用なりに成長しつつある日々です。
次回は、「不登校中の友達関係」をテーマにする予定です。いじめられて不登校になった私だけれど、そんな私を不登校になってからも支えてくる友達がいました。彼がいなければ、私はすべてを諦めてしまっていたかもしれません^^;
ではでは、大切なことを思い出す機会をくれたのえるさんに感謝して。
最後まで読んでくださって、有難うございました☆
鷹れん

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