不登校の話、気づいたらもう6回目なのですね! 時がたつのは早いものだ・・・(笑)
今日のテーマは「不登校中の勉強方法」!!
最初はまったく勉強していなかったのだけど、学校で定期テストがあったときにテスト用紙を先生が届けてくれて、テストを受けることになったんですね。
勉強してないし、テスト対策のプリントや課題がきてるわけでもないから、まぁわからない。解けない。問題文がなにをきいてるのかさえ理解できない。
社会(歴史)なんて、8点くらいだったと思います。今ではこんな大好きな数学も、30点くらいだったんじゃないかなぁ。
そのとき、私の中に不登校なりにも持っていた「プライド」に火がつきました。
しかし、学校に通っていない私にとってできる勉強は限られています。黙って席に座っていても誰も教えてくれないし、やらなくても誰もなにも言いません。宿題も出ないから、怒られることもほめられることもないのです。
このままではマズイと思いました。
中学生のときから「学校の先生になりたい」とうっすら思っていたので、それもあったかもしれません。そうして私は、不登校なりに勉強を始めました。
勉強した科目
私が勉強した科目は、数学・英語・国語(作文)の3科目が中心です。理科やその他の科目も勉強しようとはしたけれど、いい教材に出会えず断念しました。
科目ごとに勉強した方法は違うので、それぞれわけてご紹介します☆
数学
数学は、とにかく問題集を解きました。
当時、通信講座を受けていて、それの冊子(解説やら問題やら)がたーくさん溜まっていたので、まずはそれを制覇するところからスタート。分からないところを聞ける人はいなかったので、解説を読んで分かる部分だけやっていました。そのせいか、今でも時速を分速にしたり確率を求めたりはちょこっと苦手です(´-`;)
数学を得意になるコツは、どれだけ反復練習をするかです。特に試験や受験のときは、小難しい数字にしてくるだけの場合がほとんど。つまり、公式や仕組み的には基本ができてれば7割くらいは解けてしまうのです。だから、公式を暗記するのではなく、考えなくても指が勝手に公式を書けてしまうくらいに「体に覚えこませる」ことが重要です。(後の3割は応用問題が多いです。公式を頭に叩き込むのではなく、きちんと仕組みを理解して「公式作れますけど!証明できますけど!!」くらいになっておけば無敵スター状態ですね!)
英語
英語は大きく分けて、「読む」「書く」「聞く」「話す」の4つからできています。
話すのは、話し相手がいない当時の私にとってどうしようもないことだったので、「読む」「書く」「聞く」の3つの勉強方法をお話しようと思います。
「読む」
英語の絵本や漫画を読むことで慣れることができます。(ハリー・ポッターなどは有名ですが、英語を勉強して間もない中学生には無謀な挑戦すぎました。私の場合は、ネイティブの赤ちゃんレベルくらいがちょうどいいのです)
インターネット上にも無料で公開されているものがありますので、ちょこっと調べてみてはどうでしょうか? インターネット上であれば、音声付のものがほとんどなので「聞く」も同時に鍛えることができます。
「書く」
二段階あります。そもそも「文字を書く」段階と、「英訳して書く」段階。
「文字を書く」というのは、単純に英文を書いているだけということです。問題文の英語を書き写す、などですね。
「英語を書き慣れる」ことは、実はとても重要なこと。する前に本格的に勉強してしまうと、例えば「q」と「9」が混ざったり、分かりにくい文字になってしまうことがあります。(私だけかしら・・・)
それに、書くことで「触覚」「視覚」を使うことができますから、文章を眺めるだけのときよりも英語を意識しやすくなります。ずっと書いていると「この単語見たことある」と気づくことも増えますし、発音は思い出せなくてもスペルは分かる、なんてことがあったりします。
だから、例えば文章題を解くときは、回答だけでなく問題文も書くことをオススメします。
(英語なんてバリバリできるぜ! という方は、この「そのまま書く」という工程が必要ない場合もありますので、そんなときはその時間を利用してどんどん難しい問題を解いてください)
「英訳して書く」のは、私の場合、感想文などをよく書いていました。課題を与えられてそれにそって書くときよりも、より「自分に合った言葉」で「自分の考え」を英語にすることができるので、単語や文法が頭に入りやすいです。他にも、自分の好きな歌を英訳したり日本語訳したりすると「直訳」ではなく「意訳」をできるようになりやすい・・・気がします。少なくとも私の場合は「私はピアノを弾くことが好きです」みたいな直訳はしなくなりました(^^;)
「聞く」
これも二つの段階にわかれています。「英語を単語として認識する」「英語を聞いたとき意味を理解する」ですね。
聞いた瞬間に意味を理解するのはなかなかにベリーハードです。ちなみに私はまだ「英語を単語として認識する」の初期段階。まだまだです。精進します!(*´`)
大切なのは、とにかく英語を聞くということ。しかし私は英語のCMを聞くだけで頭痛がするほどの英語アレルギーだったため、まずは邦楽にちょろ~っと入ってくる英語の詞や、スローテンポで簡単な英語の音楽(ビートルズなどは有名ですね)をきくようにしました。
「英語が苦手だな・・・」と感じている方は、ぜひ自分の好きなジャンルや人の音楽を聞いてみてください☆
好きこそものの上手なれ、「苦手なもの」には「好き」をからめることが大切です。
国語 作文
今でこそこうやってブログを書いている私ですが、中学生のときは作文や文章を書くことがすごく苦手でした。
「文才がない」と先生に言われたこともトラウマになっていたのもあって、文章を書こうとしても、伝えたい想いはいっぱいあるのになにひとつ言葉にできませんでした。レポートや論文はまだマシでしたが、感想文など、自分の気持ちや意見を文字にすることはできなかったのです。
しかし「書けません」と言うわけにはいかないので、どうにかするしかありません。
「自分の考えを言葉にする」ことが苦手だった私は、他人の言葉を借りることにしました。
例えば読書感想文なら、本の帯などに書かれている言葉を引用して、目次を書き、裏表紙などからあらすじを書き、最後に少しだけ自分の感想を書く・・・など、「自分が生み出す言葉」の量を減らすことによって「文章を書く」ということに対する抵抗をなくしていきました。
ブログを書いている今思うのは、「うまい文章」って、意外と誰にでも書けるんですよね。「こうしなさい」って指示やマニュアルに従ってつくっていけば、ある程度のものはできてしまうものなのです。
けれど「いい文章」ってそれだけではないと思うんです。人の心をうつのは、誰かの勇気や希望になるのは、「うまい文章」ではなくて「書いた人の心がこもった文章」なんじゃないでしょうか。
「その人らしい文章」を書いていれば、「うまい」とは言われなくても「ステキ」と言われるようになります。興味を持ってくれない人が一定数以上いるけれど、興味を持ってくれる人も一定数以上いると思うんです。
私は「その人らしい文章」を書く一番の近道は、たくさん文章を書くことだと思っています。
日記や、非公開のブログ、お気に入りのノートの隅っこ、どこでもいいでしょう。「想いを言語化する」ということに慣れると、だんだん「その人らしい文章」に近づくのではないかな(*´`)
最後に
今では「勉強大好き! 数学大好き! 文章大好き!」な私だけれど、昔は英語の文章を眺めることも嫌でした。教科書を開くだけで億劫になるほどでした。
人は誰しも「知識欲」を生まれながらに持っているのです。
赤ん坊は「歩け!」と言わなくても立ち上がるし歩き始めます。「しゃべれ!」と言わなくても言葉を覚えていきます。人は成長する生き物なんです。
けれど親や先生から「勉強しなさい」と強要されたり、苦手な科目なのに得意な子のペースにあわせられてわからないまま進んだり、なにかしら、やる気を削いでしまうような経験をしたりすると、勉強嫌い・学習嫌いになってしまうのです。
まずは「自分の好きなもの」にかかわらせること。そして、無理はしないこと。
より長く、より多くの知識を得るには、この2つがとても重要だと思います。
他にも、社会の勉強なら新聞を読むようにしたりニュースを観たり、英語の勉強で地元の雑誌を読んでみたり、「生の教材」に触れることもいいでしょう。
自分に合った勉強法が見つかれば、きっとあなたも勉強好きになるはず☆
無理のない範囲でがんばっていただければと思います^^
次回の「不登校の話」テーマは“不登校になってからの友人関係”!
学校へ現れなくなった私に対して、クラスメイトや部活の友達はどんな対応をしたのか? それも、対応自体しなかったのか? そんなことをお話する予定です☆
お楽しみに!
最後までお読みいただき、ありがとうございました☆
鷹れん
不登校ブログシリーズ
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