不登校になってからの友達関係~不登校ブログ9~

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不登校シリーズ第9弾です。
不登校になってから学校自体との接点は極限まで減った私ですが、人間関係は続くものもありました。
うれしい付き合いも嫌~な付き合いもあったけれど、今日はそんな「不登校になってもなお私と関わってくれた人たち」の話です。

私が逃げても負けても態度を変えなかった友人の存在

当時の私にとって、いじめに負けて不登校になることは「逃げ」でした。その末に転校することは「負け」でした。
父親からも、不登校になってしばらくたった頃「学校から逃げるか戦うか決めなきゃいけないからなぁ」と言われ、ますます「不登校=逃げ」「転校=負け」という思い込みは強くなっていきました。
しかし、そんな私を受け入れてくれた友人が二人居ます。
今はもう、お互い忙しくなって連絡をとることもなくなってしまったけれど、当時の私にとっては大きな支えでした。今の私にとっても、あの二人がくれた愛情はかけがえのない宝物です。

ひとりめ・Yくん

不登校になった後、少しだけ出かけたときにYくんと道端で出くわしたことがありました。
逃げている自分を見られたことが、頼りない情けない私を見られたことがたまらなく恥ずかしくて悔しかったけれど、彼は驚くことも慰めてくることもなく、笑顔で「元気そうじゃん。よかった」と言ってくれました。
かっこ悪い自分を見せるのは嫌でした。
信頼できる、支えになってくれる人だからこそ、その人の前では元気な私でいたいと思っていました。
元気だった時から5キロ痩せて、姿勢も悪くなって、当時の自信に満ち溢れた(ように見えてたであろう)「頼りがいのある優等生な鷹れんちゃん」の姿とは程遠いものになっていました。
そんな私を見て、彼は驚くことも慰めてくることもなく、笑顔で接してくれたのです。
そのいつも通りな感じが、たまらなく嬉しかったです。
こんな私でもいいんだって、逃げてる自分でもいいんだって思わせてくれた気がして、自分で自分が嫌いになってしまったような状況でも、無事に生活してる姿を見て「よかった」と思ってくれる人が居るんだって分かって、あふれるほどの愛情とやさしさを感じました。
その後、あまり外出できていないと知ったYくんは文通をしてくれました。
手紙を読む度に、泣きそうになりながらやまもりの愛情を感じていました。
彼が居たから、「学校も悪いとこばっかりじゃないじゃん」と思えました。
今でも、手紙は全部大切にしています。
「特別扱い」をしないでくれて、慰める雰囲気を出さないまま励ましてくれて、本当に有難うございます。
当時も今も、私の心の支えです。
もう文通もしなくなってしまったけれど、元気にしていますか?
ちゃんと、5キロ太りました。自分を嫌いに思うときもあるけれど、自分を好きと言ってくれる人が居ます。泣くこともあるけれど、泣く自分を否定することは減りました。
少しずつではありますが、成長しています。
また年賀状をおくろうかな。
たくさんの感謝を込めて。

ふたりめ・Rちゃん

Rちゃんは、私がいじめられた時も、女の子の中で唯一仲良しでいて続けてくれた子です。
Rちゃんが居なければ、今の私は居ません。
不登校になってからも、Rちゃんは私の心の支えでした。
朝、みんながヒソヒソ話す中で「おはよう」って声をかけてくれたこと
体育のペアの授業で真っ先に組んでくれたこと
提出物などの連絡を私がしてもらえてなかった時に察して教えてくれたこと
体が弱くて学校休みがちだったのに私が相談した時から「れんちゃんを1人にはできないから」って毎日学校に来てくれたこと
本当に本当にありがとう。
私が転校した後にあなたがいじめの標的にされたと聞きました。
罪悪感で押し潰されそうでした。申し訳なさでいっぱいでした。
その話を聞く前に会った時、そんなこと微塵も感じさせずに楽しく話してくれたあたた。
その強さに、優しさに涙が出ました。
人を信じることに臆病になっていた私が、友達のあたたかさ、やさしさを再び信じたいと思えるようになったのは、あなたのおかげです。
今は、元気にやっていますか?
私はほどほどに元気です。本当にありがとう。

最後に

私が不登校になったもの、心にたくさんの傷をつくったのは人でした。
けれど今こうして体験談をブログにできているのも、心の傷を癒してくれたのも人でした。
二人のように支えてくれる人も、試練を与えてくれる人も居て、様々な出会いがありました。
全てに感謝することは簡単ではないけれど、全てを否定することもなくなりました。
全てが必要だったと、今では思っています。
世界に独りぼっちに感じたことも、誰にも頼れなくて悩んだこともあります。
そんな時、私を支えてくれたのは人の存在でした。
独りじゃない。頼っていい。
それを教えてくれたのは人でした。
今、悩みを話せなくて悩んでいる人も、孤独ゆえに悩んでいる人も、いつか、支えてくれる人と出会えたら、その存在に気づけたら、少しは幸せになれるんじゃないかな。
全ての人が、少しずつでもやさしさを感じれれば嬉しいです。
最後までお読みいただき、有難うございました(*´`)
鷹れん

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