昨日、学校に行けない方へのブログの中で、私は二回不登校になった、と書きました。
今日から、少しずつ不登校の話をしていこうかと思います。
記念すべき第一弾目は、不登校になった原因!
不登校と言っても、病気や体調のためだったり、家庭内の問題であったり、いじめであったり、理由は様々です。「分かる!」と共感する人も、「私はそうじゃなかったな~」と思う人もいるかもしれません。
今、学校に行きたくなくて悩んでいる人、不登校中・引きこもり中で悩んでいる人の心がすこしでも軽くなればと思います。
不登校になる原因は「いじめ」とは限りません
私が不登校になった直接の原因は「いじめ」です。
中学一年生のときに受けたいじめをきっかけとして不登校になり、その後家にも居場所をなくしました。
しかしこの世の不登校のすべてがいじめがきっかけというわけではありません。同じ「学校に行かない」という行動でも、その奥には10人いれば10通りの原因があるのです。
身体やこころになんらかの不自由を抱えていることによって、学校に行けなくなってしまう場合もあります。
家庭環境に問題があって、学校に行けなくなってしまう人もいます。
クラスの中での問題ではなく、学校の先生が原因の場合もあります。
学校ではなく外の世界でトラブルがあり(通学途中で痴漢行為を受ける等)外に出られなくなってしまうこともあります。
不登校になったからといってすぐにいじめを疑うのではなく、当事者がどう感じているのか、今度どうしていきたいのか(学校に行きたいのか、転校等で環境を変えたいのか、とにかく休みたいのか……)をしっかりと聴くことが重要です。
不登校になった原因 鷹れんの場合
最初に不登校になったのは中学一年生の二学期でした。
当時、学級委員を任されていたこともあって、授業を真面目に受けていなかったり、休憩中教室内を走り回ったりするクラスメートを注意することがよくありました。
私は相手を嫌いだったわけでもなく、「バカにしてやろう」「みんなの前で恥ずかしい思いをさせてやろう」「真面目にやったら先生に好かれるかも」みたいな気持ちはありませんでした。
けれど、相手は悪意を感じたのかもしれません。「バカにされてる」と感じたかもしれないし、毎日みんなの前で叱られて(しかも相手は同い年の女の子)恥ずかしかったのかもしれません。
相手の心の中にどんな気持ちの変化があったかは分からないけれど、今にして思えば、当時の私のやり方はすごく不器用なものでした。
「授業を真面目に受けるのは当たり前」「休憩時間中騒ぎたいならグラウンドに出るのが常識」そんな「正しさ」を盾にして、相手の逃げ道をなくすように叱りつけていました。自分の常識が世界の常識と思いこんで、相手の「正しくない部分」だけを見て相手の逃げ道をなくす、そんなことしかしていませんでした。
今振り返ると、当時私が叱ってばかりいた男の子は、よくクラスの子を笑わせていました。分からないことがあると素直に「分からねー!」と言えていたし、とても明るい愉快な男の子でした。
今でも、授業中は静かにするべきだと思っています。休憩時間に騒ぐことはよくても、走り回ったり大声を出すのはグラウンドや体育館など広いところでやるほうがいいと思っています。しかし「危ないからもうちょっと静かにしてね」みたいなやさしい言い方をするべきだったとも思っています。
しかし当時は気付けずに、知らず知らずのうちに相手を攻撃していました。当たり前のように、相手は反撃をしてきました。
私が失敗をする度に「学級委員のくせに」とバカにしてきました。ジャージを忘れたり、教科書を持ち帰り忘れたり、課題を間違える度に、「学級委員のくせに」とクラスメートの前で笑われました。
たまらなく悔しくて、悲しかったです。だって当時は自分の行動を「クラスをよりよくするため」の行動だと思っていたから。
しばらくは気丈に振る舞っていたものの、心の中はズタズタでした。女子トイレの中で何度も泣いたし、布団の中でも何度も泣いたけど、助けを求めることはできませんでした。
それからしばらくして、昨日ブログにした通り、突然体が動かなくなりました。
(詳しくはこちら⇒http://teens-place.com/388/)
その後不登校になりましたが、くると思っていた平和で穏やかな日々は、私のもとに訪れてはくれませんでした。学校のこと、家族のこと、自分のこと、将来のこと。様々なものに悩みながら、幼い鷹れんは少しずつ成長してゆきます。
これからしばらく、鷹れんの地道な成長の記録に付き合っていただけたら嬉しいです☆
次回は、「不登校になることを親に伝えるとき」の話をしようかと思っています。
なにか気になることや質問、「もっと詳しくききたい」などなどありましたら、いつでもコメント欄へどうぞ(*´`)
鷹れん
不登校ブログシリーズ
【不登校になった原因~不登校ブログ1~】←このブログ
【「学校に行きたくない」と親に伝える方法~不登校ブログ2~】
【実録!不登校中の一日のスケジュール~不登校ブログ3~】
【居場所がない。不登校で、家にも居場所を失った~不登校ブログ4~】
【不登校中の癒し7つ~不登校ブログ5~】
【不登校中の勉強方法~不登校ブログ6~】
【不登校になった頃の先生の対応~不登校ブログ7~】
【不登校中に持っていた「希望」の話~不登校ブログ8~】
【不登校になってからの友達関係~不登校ブログ9~】
【不登校になってよかった7つのこと~不登校ブログ10~】
【学校をさぼるのって悪いこと?~不登校ブログ11~】
【不登校中に心の支えになった本~不登校ブログ12~】
- 不登校生のための『無料LINE相談』24時間受付中!
-
candleでは、不登校の小中高生からの悩み相談を「LINE」で24時間いつでも受付しています。相談はすべて無料!不登校を経験したスタッフや、カウンセラーの資格を持つスタッフたちがあなたの相談にのらせていただきます(*´`)
無料LINE相談はこちら