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学校に行けない。そう悩む方へ

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夜、翌日の学校への不安を感じながら眠り
朝、学校への恐怖を感じながら朝食をとり
憂うつな気持ちのまま学校で過ごし
嫌なことがあっても誰にも話せず
涙ぐみながら、独り帰路につく。
私・鷹れんは中学一年生のときから本格的に(?)いじめのターゲットにされました。その当時の心境が↑こんな感じです。
とにかく一日中不安でした。
いじめてくる人たちに対して反抗はできない。誰かに相談することもできない。自分で自分が嫌いで、とにかく惨めでした。
その後私は二回不登校になりました。今日は、一回目の不登校のお話です。

学校に行けなくなった鷹れんの話

朝、玄関で体が動かなくなった

ある日、いつもと同じように憂うつな気持ちのまま朝食をとっていつもと同じように憂うつな気持ちで学校に行こうとしたときでした。
玄関へリュックを運ぼうとしたとき、ひどく重く感じました。違和感はありましたが、両親に「学校に行きたくない。私いじめられてるの」とは言えず、靴を履こうとしました。
靴紐を結んで、さぁ立とうとしたとき。
体が動かなくなりました。
足に力が入らない。呼吸の仕方も一瞬わからなくなり、涙が止まらなくなりました。声も出せないまま座り込んでしまい、様子を見に来た母親は不審がっていましたがそのまま休むことになりました。
学校に行かなくていいとわかった瞬間、体がふっと軽くなり、あれほど重かったリュックを平気で持ち上げることができて、涙は気付いたら止まっていました。
体調が悪いわけでもないので、その日は1日、ゲームをして本を読んでお絵描きしてちょこっと宿題して…と好きに過ごしました。心配してくれたらしい母親が大好物のハヤシライスを作ってくれたのを覚えています。
夜、また学校への不安が増えてきましたが、それまで2日続けて休むことはなかったので大丈夫だろうと思っていました。
しかし翌朝、今度は玄関のドアを開けようとした瞬間に動かなくなりました。
学校に行きたくなくて微熱を装ったり仮病をつかうことはあったけれど、本当に体に異変が出るのは初めてで、すごく怖くて、けれど親に説明しても「学校に行きたくないからだろ」と言われるだけでした。
(その当時はいじめられてることは話していなかったので、単純に「サボりたがってる」くらいにしか受け取ってもらえませんでした(・・;))

「学校に行きたくない」んじゃなくて「学校に行けない」

私は仮病の前科持ち(汗)だったので、2日目は休ませてはもらったものの布団の上でぼーっと過ごすのみでした。
昼食をとり、午後の3時頃になると母親も落ち着いていて、ゲームができるようになります。前述した通り体調不良はないから私は元気にゲームを楽しみました。何も知らない母親からすれば、「サボりたいだけ」と思われても仕方がないかもしれません。
しかしそれが3日目も起こりました。不審がる母親に対し、私はいじめを受けていることを伝えました。「サボりたがってる」と思われたままなのはさすがに嫌だったし、「学校に行きなさい」と言われるのが止まると思ったのです。
幸いなことに、不登校になることができました。
不登校になってからは、朝体調が急変することも体が動かなくなることも涙が止まらなくなることもありませんでした。すごく平和で、穏やかで、「もっとはやく言えばよかった」と思ったほどです。
「学校に行きたくない」と心が思いすぎて「学校に行けない体」になったのかなぁ、なんて今では感じています。

「学校に行けない」と苦しむ方へ

体が不健康になると、心もどんどん不健康になります。逆もしかりで、心が不健康になると体も不健康になります。
当時私は、とにかく学校に行きたくなくて、行かなくてすむ方法ばかり考えていました。
心がずっと「学校に行きたくない! 行かないためにはどうしたらいいの?!」と悲鳴を上げていると、体も影響を受けるのです。
朝だけなる微熱などの体調不良。急な吐き気、めまい。朝起きれない、体が動かない…などなど「学校に行けない体」になってしまいます。
だって、学校に行けない体になったら学校に行かなくてすみますもん。
そうなる前に、できれば「学校に行きたくない」と心が思い始めたくらいのときに、ぜひ学校から逃げてほしいです。
しかし、家と学校以外に行ける場所なんてなかなか思いつかないですよね。
私なりに考えてみたので、本当に学校から逃げたいと思ったら、それを家族に話したくない・話せないと思ったら、ぜひ参考にしてみてください。

図書館

制服のままお店に行くのはなかなか勇気がいるものです。
その点図書館は、学生がいておかしい場所ではないし、制服でも違和感はありません。
夏休みの終わり頃、神奈川県の鎌倉市中央図書館がTwitterで「学校が始まるのが死ぬほどつらい子は、図書館へいらっしゃい」という呼びかけをおこなったことが話題になりましたが、本当に図書館はいいところです。
私も学校に行きたくなかった当時、図書館に寄って遅刻していったり、学校に行くとでかけて図書館で過ごして帰るということをよくしました。
読書をするも、カモフラージュに持ってきた教科書で勉強をするも、ぼーっと過ごすも自由です。いい意味で、放っておいてくれます。
ただし、図書館の場合は休館日を要チェック!!
場所にもよりますが、月曜休館が多いみたいです。

公園

図書館が休館日のときや、文字を読む気すらも起きないときは、よく公園に行きました。
室外なので開放的な気持ちになれますが、ちょっとだけ「見られてたらどうしよう」という不安があったかなぁ。
話しかけられることもないし、静かにしてなきゃいけないわけでもないので、1人で過ごしたいときにオススメです。
私はよくスケッチをしていました。まったく上達しなかったけれど、無心になって描くので、時間が経つのが早かったです。

散歩

どこへ行くとも決めずに、ただブラブラと散歩をするのもいいです。
学校へ向かう道を歩いて、気持ちが逸れたら途中で曲がる、なんてこともできます。おまわりさんに「学校は?」と訊かれても「早退するところです」「これから向かいます」などと言うと「気をつけてね」と放してもらえます。(体験談)

ファストフード店・ファミレスなど

どこに行ったってお腹は空くし、お腹が空くと気分も落ち込むもの。私はマクドナルドによく行っていました。
混み合う時間になるとお店を出るのですが、それでも朝から昼頃までを潰すことができたので、それからゆっくり帰って「今日は午前授業だから」と言うパターンも多かったです。
トイレを借りてもってきた私服に着替えることもありました。特に声をかけたりされることもなく、二階の窓際の席から景色を眺めているのが好きでした。

最後に

さてさて、合計4つの場所・過ごし方を紹介しましたが、いかがでしたか?
どこも一長一短なので、ぜひ「自分に合う逃げ場所」を見つけてもらえたらと思います。
学校は、行かなきゃいけないところではありません。いじめられて不登校になって転校してまたいじめられた、そんな私も今は笑顔で生きています。
大丈夫。安心して逃げてくださいね。
もし「やることがない!」ってときは退屈しのぎにでもティーンズプレイスを覗いてあげてください。笑
あなたを叱る人も、あなたを学校に行かせようとする人も、あなたのきもちを否定する人もいません。
安心して、逃げてくださいね。
鷹れん

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