学生相談室(スクールカウンセラー)ってどんなところ?
多くの学校には、「学生相談室」などの施設があり、スクールカウンセラーやカウンセリングの知識が豊富な人に直接相談することができます。
原則、相談内容は先生や周りのクラスメイトには開示されないので、周りの人にはなかなか相談しづらい悩みも話せるのが特徴です。
常時滞在しているところもあれば、日によっては精神科医が居るところ、毎週何曜日など決まった日にちにのみやっているところなど、その形はさまざま。
当日直接行って大丈夫な場合もありますが、事前予約制などが必要な場合もあります。
学生相談室は、学生にとって大きな味方になってくれる存在。
正しい使い方をすれば、学校に通いやすくなるきっかけとなるはずです。
学生相談室(スクールカウンセラー)に向いている相談
1. 気持ちの面で切り替えたい時の相談
学生相談室は、「悩みを聴く」といったことはもちろん大切にしていますが、それと同じくらい「悩みを解決すること」も大切にしています。
そのため、「話を聴いてほしい……」「つらい気持ちを受け止めてほしい……」といった時に利用すると、アドバイスなどをされてかえって疲弊してしまうことも。
逆に、「解決したいけど自分だとどうしたらいいか分からない」「アドバイスをもらって行動を変えたい」と思っている時には、カウンセリングなどの知識を持った大人の人が、あなたの力になってくれるでしょう。
ただし、あくまでひとつの提案なので、そこまでカウンセラーさんや相談員さんの意見を重く受け止める必要はありません。
「まずは話を聴いてほしい」など、最初に要望を伝えると、それに合わせた対応をしてくれると思いますよ(*´`)
2. 学校や先生に関する相談
学生相談室は、生徒・学生の味方であり、学校や先生との橋渡しをする役目も持っています。
休学や退学、クラス替え、授業に関すること、先生への要望など、学校・先生に直接伝えにくいものも、学生相談室を通じて伝えることが可能です。
学校で使える制度などを紹介してくれるところもあるので、学校や先生に関する悩みがある時は、ぜひ学生相談室に行ってみてください。
3. あまり多くの人には知られたくない相談
冒頭にも述べた通り、学生相談室は、基本的に相談内容を他者へ話すことはありません。
仮に共有するとしても、多くの場所では本人(あなた)の許可を取ってから、学校の先生や保護者の方に伝えます。
そのため、身体に関することや自分のコンプレックスなど、あまり多くの人に知られたくない悩み、クラスメートにバレたくない悩みの場合も、学生相談室がおすすめです。
不安な時は、事前に「他の人には言わないでほしいんですけど……」と伝えると安心できますね。
学生相談室(スクールカウンセラー)を使ってみよう
実際に学生相談室に頼りたい、スクールカウンセラーとお話ししてみたいと思っても、まず何をすればいいのか分からないですよね。
そこで、学生相談室の使い方を3つのステップにまとめました。
Step1.利用方法を調べる
まずは、自分の在籍している学校の相談室が「誰が」「いつ」「どこで」やっていて、「どうやって」相談すればいいのかを調べてみましょう。
張り紙の掲示や、チラシが配布されている場合は、そこで調べれば大丈夫です。
もしもそういったものがない時には、学校の先生や職員さんに訊いてみましょう。
特に、保健室の先生はそういった相談先にも詳しい方が多いようです。
Step2.相談内容をまとめる
いきなり話しても、時系列がこんがらがったり、何が言いたいのか分からなくなったりして、相談員の人に相談内容が正しく伝わらない可能性があります。
そのため、事前に相談内容をまとめていくと、スムーズに話ができるでしょう。
- 悩みの内容(いつから、誰となど、なるべく具体的に)
- 相談室に望むこと(解決したい、話を聴いてほしいなど)
- 自分の現状
など、項目を作っていくと、自分でも整理しやすいと思いますよ(*´`)
Step3.希望する日時に利用してみる
相談内容がまとまったら、早速利用してみましょう。
事前予約が必要な場合は予約をして、必要ない場合には希望する日時に相談室に行ってみます。
「初めてです」と伝えれば、利用方法や流れなどの説明があると思うので、その後は相談員の方の話に沿って行動してください^^
まとめ
今回は、学生の相談先として「学生相談室」をご紹介しました。
もし、そういった施設がない場合や、相談してもうまくいかなかった場合は、ぜひ下記のページを参考にしてみてください。
あなたの悩みに寄り添ってくれる人が、必ずいるはずです。
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