自分の役目の境界線

どうも、鷹れんです。
現在、深夜23時50分。高校時代の後輩くんとそのまた後輩ちゃんと三人で、電話相談会をひらいております。
私は基本的に「自分の役目は直属の後輩まで」と考えているので、後輩ちゃんに対しては普通の女の子への対応(つまりはレディファースト的なこと)をするのですが、直接の後輩である後輩くんにはまぁわりと厳しいです。それでも卒業したので緩くはしましたが。
かつての先輩。OB、OGたちが、私は大嫌いでした。

先輩、後輩。けれど、他人。

私は彼の先輩でもあるけれど、彼の人生を一生面倒見るような人間ではありません。そもそも面倒を見るような立派なことはしてなくて、せいぜい彼の前では「先輩らしく」していただけのことです。彼らに伝えたいことはできるだけ態度と言葉の両方で伝えるようにした、それだけのことです。
特になにかを教えたとか伝えたとかの自覚はありません。ただ「演劇部、あー楽しかったー」だけで終わらなければいいな、今後の人生でどこか一瞬でも役立てばいいな、と思っていただけなのです。
しかし卒業してから(卒業する前も何度も聞かされましたが)感謝ばかりを伝えられます。
彼いわく、「鷹れん先輩は一番憧れて目標としている先輩」なんだそうです。なにを血迷って、なんて考えてしまいますが、自分の「先輩として」の年月はすこしは活きているのだな、とすこし嬉しくもあります。
現在彼から進路相談・人生相談をいろいろと持ちかけられている私ですが、自分の中で決めていることがあります。
それは、「彼から言ってこない限りこちらからは言わない」ということです。
後輩ちゃんとも仲がいいので「○○先輩(私からすると後輩くん)が悩んでるみたいなんです」と教えていただくこともありますが、基本的に私から手出しはしません。
どうしてもしんどそうだったら冗談交じりのLINEをおくったりはしますが、「何か悩んでるの?」とか「いつでも話きくよ」とかは極力言わないようにしています。
彼の悩みをすべて救うことはできないし、彼の人生に代打として出場することはできません。松葉杖にさえもなれません。
そんな私にできるのは、彼が助けを求めてきたときに、私のできる範囲で意見を出すことだけです。電話できいてやることぐらいです。部活に顔を出してそのあとミスドで愚痴をきくことぐらいです。
彼がその悩みにどう向き合うか、どう解決するか、誰に相談するか、それは全部彼が決めることであって、私が「私に相談しなさい」と言うことはできません。他の道を断つことになりかねないからです。
私が大嫌いだったOB、OGはまさにこの「他の道を断とうとしてくる人」でした。とても居心地が悪くて、「卒業したんだから部活に手出ししてくるなよ」とさえ思っていました。
今では後輩として感謝していますが、もうちょっとうまいやり方があっただろうとは思います。
その気持ちを後輩くんにはさせないように。彼が卒業するまで、あとすこし。
鷹れん

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