自殺についての話

しばらく前に、中学生の女の子二人が手を繋いで自殺をしたというニュースがありました。
原因は人間関係だそうで、いまはもう「自殺」という言葉は珍しいものではありません。
史上最年少の自殺者はなんと小学校2年生。7歳です。
事故や事件ではありません。
小学校2年生頃になると、人は自己決定をできるようになるんだそうです。
最初にする自己決定が自殺だなんて。なんとも複雑な想いです。
自殺がダメなことだとは思わないし、一種の「死後の世界」のようなものを考えたらそう悲観するものではないと考える方がいるのかもしれません。

鷹れんと自殺について

このことはこれまでどこでも話したことは無くて、今回も書くかどうか悩みながら書いています。
私には、二度の自殺に関する経験があります。
一度目は、中学生のとき。「自殺に関する経験」と書いたのは、このときは具体的な行動には移せなかったためです。
きっかけはいじめだったけれど、世の中に私を必要としてくれる人は一人もいないんだと思った瞬間に自殺を決意しました。当時は知識もなにもなくて(逆にそのおかげで今生きているのかもしれないけれど)、結局日々を耐え抜くしかありませんでした。
痛いのも高いのも怖かったし嫌だったので、いつも「このまま死ねたらいいのに」と思いながら布団にもぐっていました。
熱を出すと、死に近づいているようで、怖い気持ちと同時に安心感のようなものもあったと思います。
二度目は高校生のときです。わりと最近ですね(笑)。ティーンズプレイス(当サイト)の親サイトである「ココトモ」でのボランティア活動はもうさせてもらっていました。すごく助けになったし高校に仲のいい子もいたし部活だって熱心にやっていたけれど、フラッシュバックがつらくて、これ以上今のトラウマや苦しみと付き合っていくのが嫌で、少しずつ「死ぬ怖さ」よりも「生きることへの怖さ」のほうが大きくなっていきました。
それでもやっぱり一人で行動する勇気は持てなくて、いわゆる「一緒に自殺する人をさがすサイト」で知り合った二人の方とLINEを交換して、実際にお会いしました。多分自分の心が耐えられないからだと思うのですが、会ってから帰ってくるまでの記憶はさだかではありません。決行直前まではいったと思います。
出かける前に書いた遺書は、帰ってきて直ぐ処分しました。
それから自然と「死にたい」という想いは消えていきました。……というか、死にたいという気持ちはそもそもなくて、「生きることをやめたい」という生きている前提の話だったので、そういう方向に気持ちが動いていく(死ぬのをやめようとする)のはごく自然だったのかもしれません。
今では当時直前で思いとどまってよかったと思います。けれど、実際にそういうサイトで連絡をとりあった人たちと会うということをして、よくも悪くも「自分がいつでも死ねること」を知ったんです。
自殺はそう特別なことではないことを、自分の気持ちの変化や行動を通して知りました。
それからはいくらか荷物を降ろすことができたと思います。
いつか死ぬ。それは今日かもしれないし明日かもしれない。10年後かもしれない。もっともっとずーっと先、なのかもしれない。
どうせいつでも死ぬんだから、とりあえず今日は、今は、この一瞬は、“一所懸命”にやってみようか。
そんなふうに考えるようになりました。
明日は「自殺をしたいと考える方へ」書きたいと思っています。それでは、また明日。
鷹れん

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