生理についてのお話


この動画をご存知でしょうか。
これは「生理ちゃんと過ごす7日間」と呼ばれている動画です。日本語ではないので細かい会話は聞き取れないかもしれませんが、生理のつらさ・面倒くささをよくあらわしていると思います。

簡単な内容の説明

まずは、簡単に内容の説明をしてしまいましょう。
1日目。毎月来ると分かっていても、決まってこの日に来るというわけではありません。今月もある女性のもとに突然の来訪があったようです。
2日目。彼氏と甘い時間を過ごす彼女。しかし生理ちゃんに気づくと、彼は焦ったように家を出てしまいます。
3日目。スーパーで買い物をしていると、生理ちゃんがものすごい形相でお菓子をカートに入れ始めます。
4日目。映画「トイストーリー3」を観て生理ちゃんは大号泣。女性はそのスピードについていけません。
5日目。先日のおうちデートで突然帰ってしまったことを謝りに来た彼氏。しかし生理ちゃんが滞在中であることを知ると、またいそいそと帰ってしまいます。
6日目。「ミーン・ガールズ」という映画を観ているよう。しかし今回は大号泣ではなく大激怒です。激しい。
7日目。生理ちゃんはようやく帰るみたいです。しかし「また来るよ!」と高笑い。彼女はまた来月、この家にやってくるのです。
お菓子を異様に食べたくなったり、感情の起伏が大きくなったり、人間関係がうまくいかなくなってしまったり。
「分かる分かるー!」という女性も少なくないのではないでしょうか?

生理の話は汚い話ではない、ということ。

皆さんの家庭では、普段、生理について話すことはありますか?
日常会話のテーマとして扱う家庭は、決して多くないと思います。我が家でも、話したことさえないと思います。
母親から生理用品の使い方を教わったことと、あとは「生理を理由に学校を休んでもいいけど腹痛って言うように」と言われたくらいです。
生理中の女の子は、ポーチにナプキンをいれてそそくさとトイレに駆け込んでいきます。
学校の授業では「生理現象のひとつで・・・」などと説明される程度で、たかだか1時間程度ではありませんか?
ナプキンの使い方。痛みがひどいときの過ごし方。生理周期の測り方や、基礎体温の測定方法。生理が欠席理由になること。痛みや身体的なことだけでなく、イライラしやすくなったり感情にも影響があること。暴飲暴食などをしやすくなり、肌荒れやむくみなどの症状も出ること。
それらは今じゃ、ほとんどの女性がネットで仕入れたり、実際の体験を通して学んでいくのではないでしょうか。
生理の程度にも差があります。ある人は日常生活を続けられるし、ある人はもうベッドから出ることもできないほど寝たきり状態になってしまいます。そして同じ人でも毎回同じかというとそうでもなくて、期間だってちょっとのズレはありますし、平均周期だといわれている28日周期(生理が始まった28日後に生理が始まる)でいつづける人だってほとんどいないでしょう。
短い人で3日、長い人だと一週間くらいの間、ずーっと「生理ちゃん」と一緒に過ごさなければなりません。
ナプキンだって1日1枚じゃ足りませんし、少なくとも5~6枚程度は必要になるんじゃないでしょうか?(つけっぱなしにしておくと蒸れたり汚れたりで、特徴的なニオイが気になったり痒みの原因になったりします)

この話をした理由

何故私がこんな話をしたのかといえば、熊本の地震の際に「生理用品が足りない」という声を多く耳にしたためです。
中には生理用品を避妊具などと同列に置く人もいて、特に中学生くらいの「そういうのを言うのが恥ずかしい」時期の子たちは自ら声をあげるのは勇気がいるもの。そこになおかつ理解のない「生理用品はコンドーム」発言をしてしまうような人がいるとしたら、もうその子たちはどうしようもありません。
生理用品をほかのものと同類にするなら、トイレットペーパーです。
男性女性問わず、年齢問わず、立場問わず、正しく生理を理解すること。それは特別でもなんでもなくて、単純に「必要なもの」のはずです。
鷹れん

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