「やりたいことがある」は幸せ?

最近、いろんな人と「価値観」というものについて考えます。
その中で「やりたいことがある」ということについて話す機会がありました。

「やりたいことがある」は幸せ?

私は「やりたいことがない」状況になったことがありません。いつも「あれもやりたいこれもやりたい!」「将来は絶対これをやってやる!」と気合満々で、むしろやりたいことだらけ。
やる気力がないときにはそもそも「やりたいことがない」と悩むことがないからそう感じているのかもしれませんが、不登校やいじめで自信をなくしているときも、受験などで精神的に追い詰められているときでも、どんなときでも「やりたいこと」は常にありました。
将来の職業のように具体的なものもありますし、「こんな人間になりたい」みたいな抽象的なものもあります。
私にとって「やりたいことがある」というのはすごく当たり前なことで、いつも目標に向かって計画をたてながら進んでいます。
けれど最近、“「やりたいことがある」ということはとても幸せではないのか”と感じるようになりました。
ゴールが見えないというのは、怖いです。私は「石橋を叩いても渡らない」人間(だと思っている)ので、進む先が見えないのは不安でたまりません。
そう考えると、やりたいことがない状況でもなにかを模索しながら頑張っている人はすごいなぁと。
「やりたいことがある」ということの幸せさにようやく気づけるようになりました。

やりたいことの見つけ方

最近「どうしてそんなにやりたいことがあるの?」と質問されることがあります。改めて考えてみると、私はあまり「やりたいことを見つけるぞー!」と思いながらやることはありません。
ただ興味の赴くままにあちらこちらに手を出しています。笑
絵を描いてみたり、ブログを書いてみたり、動物ボランティアに協力してみたり、数学を勉強してみたり、部活やったり、スポーツしたり、演劇やってみたり、パソコンについて勉強してみたり、「教える」ことをしてみたり、手芸をしてみたり・・・いろんなことをしてきました。
「趣味です!」と言えるまで定着するようなものは少ないですが、自分の興味が湧きやすい分野はじょじょに分かるようになってきました。「やりたいことを見つける」って、その程度でいいのではないのかなぁ。
なにかを始めるときって、たいした理由はいらないと思うんです。
友達がやってたから。口コミで評判だから。たまたま見かけたから。生活に必要だから。好きだから。気になるから。
そういうちょっとしたワクワクとかが行動に結びついたら、その後進むのは意外と簡単で。やっちゃえばだんだんと「自分がどんなことに興味を持っているのか」「自分はどんなことをしている時間が幸せなのか」みたいなことが分かってくる・・・気がします。多分。
一日休みをつくってネットでいろいろ探してみてもいいでしょうし、図書館やデパートをあてもなくふらついて見ても面白いんじゃないでしょうか。今じゃ「はじめてキット」みたいなものはごまんとありますし、たとえ新しいものが見つからなかったとしても、気づいたら「ウィンドウショッピング」や「散歩」が趣味になっているかもしれません。
そんなことを繰り返していれば、いつかはきっと、自分だけの「やりたいこと」が見つかるんじゃないのかなぁ(*´`)
鷹れん

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