「自分に自信がない…」
そんなふうに感じたことはありますか?
今日は、「自信」というものについて考えてみます。
自信には、二種類ある
鷹れんは、自信には二種類あると思っています。
「相対的な自信」と「絶対的な自信」です。表面上は同じように見えるかもしれませんが、この二つには大きな違いがあります。
「相対的な自信」とは?
「相対的な自信」とは、社会からの評価や自分の役職、立場、交友関係などによって得る自信です。「これを持っているから私はすごい」「こんな立場にいるから俺には価値がある」などですね。見えるものや数字(収入、財産など)があると一気に自信を持つことができます。その代わり、例えば職を失ったときや、災難に遭って持っているものを無くしてしまったとき、交友関係が絶たれたときなど「自信の根本にあったものとの別れ」があると自身をなくしてしまいやすいので注意が必要となります。
「絶対的な自信」とは?
「絶対的な自信」とは、過去の体験や自分自身などを糧に育っていく自信です。「生きているだけで私には価値がある」「これまであんなことがあっても頑張ってきたんだから俺も大丈夫」などですね。見えるものや数字に依存しないので、例え何かを失ったり深く傷ついたりしても揺るぎにくい、芯の通ったものになります。しかし、これを育てていくのは簡単なことではありません。
今日の話の軸は、後者・・・つまり「絶対的な自信」のほうになります。
自分に自信がない人へ。“揺るがない自信”を自分の中に育てる方法
二つの自信について書いたので、早速本題に参りましょう。
「自信」というのは、自分を信じると書きます。その言葉のとおり、自分自身を信じるチカラのことだと思うのです。
では、「自信」はどうやったら養うことができるのでしょうか。鷹れんなりの「自信をつける2つの方法」を考えてみました。
1.人を信じる
「自分を信じてくれる人のことを信じる」とでも言うのでしょうか。
ありがとうを伝えてくれる人。認めてくれる人。褒めてくれる人・・・あなたを「信じて」くれる人は、ひとりはいるのではないでしょうか。もし仮に「いない」と感じても、それは「存在しない」わけではなく「見つけられていない」だけなのだと思います。
この言葉は私がティーンズプレイスの中でも何度も書いているものですが、
世界中の2割の人はあなたがどんな行動をとってもあなたの事を嫌いになる。6割の人は行動によって好き嫌いが分かれる。でも残りの2割の人はあなたがどんなヘマをしてもあなたの事を好いてくれる。
という言葉があります。
世界には、70億を超える人が生きています。
「2割なんて・・・」と少なく感じてしまうかもしれないけれど、70億の2割は14億。自分を好いてくれる人が14億人もいるなんて、幸せなことではありませんか。
世界のすべての人と出会うことは難しいだろうけれど、その14億人のうちの一人にも会えないなんて、それはそれでビックリではないですか。
あなたを信じてくれる人は、必ずいます。
その人を信じるところから、まずはスタートしてみませんか。
私には、自分のことを大切にできない時期がありました。自傷行為をしていたーとかいうわけではないけれど、「こんな自分傷つけばいい」と思いながら生きていました。けれど私には「傷つけたくない人」が確かにいました。
その人が、泣いてくれたんです。私のために。不謹慎だなんてことは重々承知していますが、私は、なんだか嬉しくなってしまいました。自分のために泣けない私のために泣いてくれる人。その存在は、私にとって大きな「生きる支え」となってくれたのです。
全ての関係がそうなってくれるわけではないかもしれないけれど、「自分」を原動力にできないのなら「自分のことを思ってくれる他人」を原動力にしてもいいと思います。
「あいてのために」みたいなキレイな言葉じゃなくてもいいんじゃないでしょうか。
言ってしまえば「自分のために相手を利用する」というような。一見したときは「ドロドロ」とか「冷たい」みたいな印象になってしまうと思うけれど、きっとそんなことはなくて、あったかい、ステキな感情なのだと思います。
2.相対的な自信から絶対的な自信に育てていく
勘違いさせてしまうかもしれませんが、「相対的な自信はダメ」ということはありません。
絶対的な自信は、とにかく時間がかかります。エネルギーも必要です。
それに対して相対的な自信は、時間もエネルギーも少ないです。なぜなら「まわりの人の時間」「まわりの人のエネルギー」を借りるからです。
そういう面では、1と似ているかもしれませんね。
相対的な自信というのは、「こんな地位にあるから自分はすごい」「こんな仕事をこなしているから自分には価値がある」など、今自分が持っているものや地位、名声などから得ます。
しかし、「自分に価値がある」と感じれるほどの仕事をこなしていれば、いずれ「自分に価値があるとおもえる経験」がたまってくるのではないでしょうか。
それ以外も同じです。今自分が持っているものや地位から自信をもてているということは、自信をもてるような「過去」が出来上がるということ。
一から絶対的な自信をもつよりも、「過去」を材料にできれば、少しは自信もつけやすいのではないかな。
最後に
ここまで書きましたが、正直言ってしまえば「ゆるぎない自信をつける方法」なんてわかりません。きっと「人それぞれ」だと思います。
けれど、ひとつだけ知っていてください。
「自信がないあなた」は情けなくはないです。頼りなくもないです。
むしろ、自信がないことに悩みながらも頑張っているあなたは、すごくカッコイイです。
私は、大好きですよ。
・・・なんて。ファンレターみたいになってしまったかしら。笑
ここまで読んでいただいて有難うございました(*´`)
鷹れん
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