皆さんは、怒りますか?
鷹れんにとって「怒り」というのは、あまり重要な感情ではありません。なんていうんでしょう、優先度が高くない、とでも言うのかな。あんまり怒らないんです。
厳密に言えば「怒り」という感情が湧かないというだけで、怒った言動をとることはあります。ものにあたったり、人にぶっきらぼうな発言をしてしまったりはあるんです。
すこしややこしく感じてしまうかもしれませんが、どうぞお付き合いくださいませね。
怒りを感じる、怒りを表現する。
先ほども書いたとおり、私はあまり怒りません。けれど、よく怒っているように見られます。
なぜなんでしょう。
ちょっと「怒り」という感情について考えてみます。
怒りの根本にあるもの、とは?
怒るときって、どんなときでしょう。
人に裏切られたとき? 思い通りにならなかったとき? 失敗したとき? 恥ずかしい思いをしたとき? うーむ、たくさんありますね。
どの怒りにも、根本には別の感情があるんじゃないでしょうか。
本当はこうしてほしかったという期待。相手を信じていた気持ち。傷ついた悲しみ。プライドが傷つくような、恥ずかしさ・・・他にもいろいろありますね。
怒りを紐解いてゆくと、「本当はこうしてほしかったから、裏切られた気持ちになった怒ったんだな」とか「みんなの前でバカにされて恥ずかしかったからイライラしたんだな」とか、別の感情に気づく・・・気がします。私だけでしょうか。
じゃあなんで「怒っている」と感じるの?
別の感情が根元にあるなら、なぜ私たちは「怒っている」と感じるんでしょうか。
あくまで私の持論ですが、「怒り」って、一番便利な感情だと思うんです。
言葉にならないモヤモヤや名前のつけられない気持ちも、「不機嫌」「怒り」といった言葉で表現できると思うし、なにより表現しやすいのではないでしょうか。
「喜び」よりも「怒り」や「悲しみ」といったネガティブなイメージのある感情の方が表現しやすい気がします。実際日本語って、ネガティブな感情を表す言葉と比べると、ポジティブな感情を表す言葉って少ないんだそうですよ。
「怒り」って、いろいろな表現方法がありますよね。泣き喚く、暴言、暴力、ものを投げる、壊す、地団駄・・・他にもいろいろ。
もちろんネガティブという意味では「悲しみ」も同じかもしれませんが、どちらかというと「怒り」のほうが外に発散するエネルギーが多い気がします。悲しみは、内に向かうようなイメージかなぁ。
外に発散するエネルギーが多い感情が何故便利かというと、「紛らわせる」ことができるんです。根本に隠れている感情をね。
感情を紛らわす、ということ。
以前、フリーフォール系のアトラクションに乗ったとき、私は終始怒っていました。
「もう終わりだって、ふざけんな終わりだって上がんな上がんな上がんな上がんなもー!!」「落ちる落ちるほら来るよくるくるくるまじなんでこんなん乗ってんのイヤァァァアッ」「音でけぇんだよーやめろよなんだよ落ち着けってウワァァァアア」みたいな感じです。
それ以外でも、絶叫系のアトラクションに乗るときには、常になにかしら怒っていました。乗ろうと半ば強引に誘ってきた友人に対してだったり、絶叫系がヘッチャラでがんがん行こうとする友人に対してだったり、より恐怖を煽ってくる音や照明の演出、揺れ、どんどん進む列・・・とにかく終始怒っていました。(笑)
それは別に本当に怒っていたわけではありません。私の心の中にあったのは、恐怖と焦り。エネルギーを発散する・・・つまり外に意識を向けることで、自分の内側にフタをしていたんです。恐怖に押し潰されないように、紛らわして、誤魔化していたんです。
外に意識を向けられればいいので、怒る以外にお喋りになります。ずっと喋ってます。隣の友人に「うるさい」とどやされてもずーっと喋ってます。止まりません。だって、怖いんだもの。
結論
つまりなにが言いたいのかというと、
まわりで「終始イライラして見える人」「不機嫌に見える人」は、全員が全員怒ってるわけじゃないかもしいれないよってことです。
私はすごく怖がりで、すごく傷つきやすいです。ガラスのハートなんてもんじゃありません。マシュマロくらいです。もはや豆腐です。豆腐メンタル。
豆腐なメンタルを傷つけないために、棘でまわりを囲います。自分から攻撃することで、まわりからの攻撃を防いでいるのです。
捨て猫がまわりに威嚇するのと同じです。怖いんです。臆病なだけなんです。傷つけられないために、傷つけることしかできないんです。
怒りやすい人というのは、そのぶん繊細なのだと思います。
だから怒っても許してね、なんてことは言えないけれど。「この人は本当は怖がっているのかもしれない」くらいに心の隅においてもらえれば嬉しいです(*´`)
鷹れん
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