担任が嫌い!先生が怖くて学校へ行きたくないあなたへ

「学校に行きたくない」と感じる原因は人によって様々ですが、その中のひとつに「担任の先生が嫌い」「先生が怖い」というのがあります。

他の生徒が間違えてもやさしいのに、わたしが間違えると厳しく指摘してくる……。
せっかく勇気を出して相談したのに、気持ちを理解してくれなかった……。

そんなことをきっかけとして、先生と合わないと感じてしまうのです。
もちろん学校の先生は一人ではありませんから、それぞれ特徴があります。やさしい先生もいれば、厳しい先生もいるし、静かな先生もいれば、明るい先生もいます。
ですから、先生に対して好き・嫌いや、合う・合わないが出てくるのは当然のことです。

しかし、特にそれが担任の先生だった場合、中学・高校ではほぼ毎日顔を合わせますから、つらいですよね。
わたしも中学一年生の時の担任の先生が大嫌いだったのですが、ただでさえ毎日会うのに委員会も一緒で、もう大変でした……。

嫌いな人を無理に好きになる必要はありませんが、担任の先生が嫌いというのは、「学校への行きにくさ」「教室での居づらさ」に繋がってしまいかねません。
適切な付き合い方、距離感を知ることで、少しでもその悩みは軽減できるはず。

そのため今回は、「担任の先生が嫌いな時の対処法」をご紹介します。

目次

そもそも、どうして先生が嫌いなのか?

わたしの場合、先生を嫌いになったきっかけは「相談したのにその気持ちに応えてくれなかった」ことでした。
当時わたしはいじめを受けていて、その相談を担任の先生にしたのです。
相談をした時には親身に話を聴いてくれていたように感じましたが……。あろうことか、先生はいじめをしてくる生徒たちを呼び出し、直接「本人から直接相談を受けたぞ、お前たち、そういうことはやめなさい」と注意してしまったのです。
その後どうなったかは、言わずとも明らかですよね。
いじめはより陰湿になり、先生や大人からはより見えにくくなってしまいました。

今にして思えば、生徒からいきなりいじめを相談されて、先生のほうも慌ててしまったのでしょう。「どうにかしなければ」という思いが空回ってしまっただけのような気もします。
それでも、当時のわたしは傷ついたし、「大人に助けを求めても無駄だ」と諦めるには十分すぎる出来事でした。

以上の経験から、わたしは担任の先生に苦手意識を持ち始め、やがては先生を怖く感じるようになりました。
大人全員が敵に見えて恐ろしかった時期もあります。

わたしのように「裏切られた」「味方になってくれなかった」と感じたことをきっかけに、先生を嫌いになったり大人が怖くなったりする方も多いかと思います。
それ以外にも、例えば「興味を持ってもらえていない」「乱暴な言動をとられた」「厳しく注意された」「バカにされた、笑われた」といった経験がきっかけになる場合もあるでしょう。

担任の先生が嫌いでも大丈夫。“自分の居場所”を守る方法を知ろう。

クラスメイトの1人を嫌うことと、担任の先生を嫌うことには、大きく異なる点があります。
教室の中での存在感です。

だいたいの学校では、1クラスにつき30名~40名ほどの生徒が居るのだそうです。
そのうちの1人や2人と合わないのは、むしろ当然のこと。全員で仲良くできるほうが不自然です。
でも、相手が先生となれば話は違います。
クラスメイト1人なら避けられても、担任の先生とはどうしたって接する機会があります。
苦手意識からその先生の担当教科が嫌いになってしまう、先生に会うのが憂うつで学校に行きにくくなってしまう、といったこともあるかもしれません。

大切なのは、自分の居場所を守ることです。
先生と合わないからといって、クラスでの居心地の良さを諦める必要はありません。
ここでは、3つの方法を考えてみました。

1.「味方になってくれる」と思える先生を探す

あなたがもし「先生・大人が嫌い」ではなく、「特定のこの先生が嫌い」と感じているのなら、ぜひ自分の味方になってくれる先生を探してください。
担任の先生ではなくても大丈夫です。隣のクラスの先生、学年主任の先生、校長先生だっていいんです。

最初に書いた通り、一言で「先生」といっても、様々な人がいます。
あなたが望まないことをしてしまう先生がいる一方で、あなたの望むことを叶えてくれる先生もいるはずです。

その人は、あなたが苦しくなった時、助けを求めたら、きっと駆けつけてくれます。
なによりも、「困った時はあの先生に話せばいい」と思えると、それだけでも学校に行きやすくなるのです。

わたしたちが声をあげられない状況であっても、先生なら、クラス替えなどの際に配慮をしたり、情報をまとめて他の先生と協力したり、「あなたが居心地よく過ごせるための行動」がとれます。

あなたの一番近くにいた「先生」は、あなたの味方にはなってくれなかったかもしれません。
でもどうか、全ての大人がそうだと思わないでください。
わたしが中学生・高校生の時、周りにはわたしを助けてくれる大人がいっぱいいました。
あなたのまわりにも、いっぱいいます。

2.ストレスを発散できる方法を見つける

嫌いな人とほぼ毎日顔を合わせていたら、誰だってストレスが溜まります。
ストレスを溜め込みすぎると、本来は嫌いではなかった相手ともうまくいかなくなったり、心や身体の調子が悪くなったり……、様々なデメリットをうんでしまうのです。

担任の先生にかぎらず言えることですが、嫌いな人とどうしても接さなくてはいけない場合には、「自分のストレス発散方法」を見つけておきましょう。
その場ですぐにできることをいくつかメモしておいて、教室内などでもできるといいですね。

ちなみにわたしの場合は、「小説の世界に没頭する」「お絵描きをする」「一人になれる場所にいく」といったことをしていました。

それ以外にも、次の休日にはこれをやろうとか、帰ったらこうしよう、といったことを考えておくと、少しずつストレスを軽減できると思いますよ。

3.なるべく接点を減らす

言われずともやっている方も多いかと思いますが、なによりも「接する機会を減らす」ことが重要です。
たとえ嫌いな先生でも、会話をしないで済めば、いくらか楽ですよね。

接点を減らすには、最初にあげた「味方になってくれる先生を探す」も有効。
あとは、その先生の担当科目はある程度早めにこなす、部活や委員会など他の活動に打ち込む、といったものも考えられます。

もちろん、どうしてもしんどい、つらいと感じたら、その先生の授業を1回だけ休んだりするのもひとつの手段です。
無理をする必要はありませんから、あなたのペースでがんばっていきましょうね。

担任の先生を嫌いでも、学校は好きになれたよ。

担任の先生と合わないと、学校に行きにくくなります。
でも、「担任の先生が嫌い」ということと、「学校が嫌い」は、離して考えられるものです。

実際わたしは、担任の先生が嫌いでも学校に自分の居場所を見つけ、「先生を目指したい」と思うほどに学校を好きになれました。

たしかに、わたしたち生徒側にとって、「先生」はとても大きな存在です。
味方だと思えたらこれほど心強いものはありませんが、敵だと感じればとても苦しいつらい現実が待っています。

ですが、それがすべてではないのです。
クラスメイト、職員の方、学校には様々なつながりがあります。

担任の先生が嫌いな自分を責めないで、「好き」と思える人たち、場所を大切にしてください。
そのつながりをひとつひとつ大切にしていけば、きっとそこにはあなたの居場所があるはずです。

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